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【ELECって?】芸術系ワークショップを開催しました!

はじめに

学園でたくさん開催されているWS(ワークショップ)やTS(トークセッション)。
N/S高生自らがそれらの企画・運営をする実行委員があるってご存知ですか?
今回は、ELEC1期生の私が開催したWSなどについて紹介します。

ELECとは?

ELECとは、WSやTSなどをテーマごとに企画し、運営していく2022年3月から始まった実行委員です。
1月に3期生が募集され、現在は3月にWS/TSを開催するために準備中です。

開催したWSの紹介

ELEC1期生の私は現在までに2つWSを開催しました。

一つ目:芸術鑑賞&探求ワーク~芸術作品の歴史的背景を調べてみない会?~

2022年6/14の14:00~15:30に開催したWS。
「芸術を鑑賞して歴史的背景を調べてみる」という、新しい芸術作品の見方を提案するというWSでした。ありがたいことに定員を上回る応募があり、最初の想定よりも2チーム増やしての開催となりました。
そもそも歴史的背景とは?というところなのですが、私たち運営では、歴史的背景とはどうしてそうなったかの由来や経緯と定義しました。
また、実際のワークではビクター・ガブリエル・ジルベール の「花売り」を使用しました。

詳しいワークの内容は、
1.個人で絵を鑑賞してみて気になったことについて調べてみる
2.グループに分かれて他のメンバーの気になることも話しながら調べる
3.集めた情報をまとめて全体で発表する
というものです。
例えば、インターネットで「馬車 歴史」と検索して出てきた画像などの情報から絵の時代などを推測してみるといった具合です。

参加者の方からは
・他人と考えをシェアすることはとても自分の将来の役に立つようになると思うのでよかった。 
・色々な人の考え方が聞けてとても発見があった。
・ とても楽しかった。
といった声がありました。
実際、運営をしていた私自身も、参加者の発表を聞いていてすごく楽しかったのを覚えています。

二つ目:みんなで絵のバックグラウンドストーリーを考えてみない会?

2022年12/5、12/8 、12/13の14:00~16:00に開催したWS。
複数日程がありますが、全日程参加するもよし、1日だけ参加するもよしというものになっています。実際に全日程参加してくださった方もいましたし、1日だけ参加という方もいました。
こちらはタイトルそのまま、みんなで絵のバックグラウンドストーリーを考えてみるというWSです。
全日参加する方にも楽しんでもらえるよう三日間全て違う絵を使用したのですが、絵を見つけるのが、このWSを準備する上で一番大変でした。
1日目はジョン・スチュアート・カリーの「Baptism in Kansas」、2日目はGerard Bildersの「Cows in the Meadow」、3日目はManakuの「Rama Releases the Demon Spies Shuka and Sarana」を使用しました。こうしてみてみると本当によく見つけたなと思ってしまいます。

詳しいワークの内容は、
1.個人で絵を鑑賞して気になったことをワークシートに書き出す
2.グループで各々気になった点や思ったことを共有してストーリーを考える
3.考えたストーリーを全体で発表する
というものです。

こちらは1日目の絵を鑑賞して私が考えたストーリーですが、別のチームでは全く方向性の違うストーリーが生まれたりしていました。

参加者の方からは
・同じ絵でも見方が違うのが面白かった。
・複数人でストーリーを考えるのは難しかったが、最終的に一つにまとまって達成感もあった。
・アイデアを人と共有して話を作るコンセプトはとてもワクワクして楽しかった。
といった声がありました。
グループによって目の付け所が違ったりして私自身も本当に新しい発見ばかりの楽しい三日間でした。

WSを作るための流れ

1.ターゲットやWSの大まかな内容を決める
ターゲットやターゲットをさらに具体化したペルソナの設定、このWSを通して参加者の方にどうなって欲しいかなどを考えます
この部分をおざなりにしてしまうと詳しく詰めていく段階で方向性が迷子になってしまうので、しっかり決めておきたいところです。

2.内容決定!告知資料作成
ターゲットが決まり、内容が決まったら告知資料の作成に入ります。
ターゲットや参加してもらいたい層に刺さるように資料を作成するのですが、小さな言葉の違い一つでも印象が変わったりするので、資料に載せる文などはしっかりと考えます。

3.告知開始!当日必要な資料などを作成する
告知が開始されたら、運営としては人が集まるのを信じて準備するのみです。
詳しいワークの内容やアイスブレイクは何をするかなど、参加してくださる方に楽しんでもらえるよういろんな意見を出し合って決定します。
また、当日のワークが行いやすいようワークシートを用意したり、うまくWSが回るように当日用のスライドなどを作成します。

4.当日!
当日のWS運営の担当には、メインファシリ、チャットファシリ、テクニカルサポートなどがあります。

日程が複数ある場合は、その日のWSが終わった後も参加者のアンケートを見て、続くWSに反映したりしていました。

私的ELECの魅力!

なんだかんだ3期まで続けている私ですが、実は1期も2期もWS準備中は「今期でもうELECやめよう」と思っていました。

ですが、WSが近づいてくると楽しんでもらえるかなといったドキドキや、WSの参加者の方にどんな発見が生まれるんだろうというワクワクに包まれます。
また、実施後に回収される参加者の方のアンケートなどをみると、「楽しかった!」「面白かった!」といった回答や、最初に設定した”参加者の方にこうなってほしい!”というものに似ている回答があり「WS開催してよかったな。楽しんでもらえてよかった。」という達成感と満足感でいっぱいになります。
「自分たちが企画したものに興味を持ってくれた方と関われる」「参加者の方からの声を直接知ることができる」というのはなかなか体験することのできない経験なのではないのかなと個人的に感じていて、ELECの魅力だと思っています。

終わりに

どうでしょうか?ELECが何をしているのか、どんな委員なのか少しでも伝わっていたら幸いです!
現在も3期としてたくさんのチームがWS/TSの準備を進めています。
また3月ごろにELECからの告知がたくさん流れると思うので、興味のある内容のものがあれば気軽に参加していただけたらと思います。
どんなWS/TSが開催されるのかぜひ楽しみにしていてください!