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全国の中高生と写真を楽しむ1ヶ月半

角川ドワンゴ学園では、生徒に様々な興味関心を深めたり発見したりする機会を提供すべく、幅広い専門家や有識者をお呼びして、いろいろな講演を実施しています。
今回のnoteでは、2022年2月中旬から3月下旬にかけて実施した、N/S Photo Weeksの紹介をします。

N/S Photo Weeksとは

このプログラムは、家族やカップルのおでかけにプロのカメラマンが同行し写真撮影をする、出張サービスを運営している、株式会社Lovegraph様のご協力のもと、およそ1ヶ月半に渡って開催した、写真のシリーズ企画です。たくさんの生徒に写真に興味を持ってもらう企画、写真を上手くなりたい生徒に向けた企画、自分の写真に対してプロの人から客観的な評価をもらいたい生徒に向けた企画など、様々な企画がありました。

去年の秋にも一度、3Days写真教室を開催しましたが、「もっと勉強したい!」という生徒の声と同時に、「ぜひ、もっと教えたいです」というLovegraph様からの声もあり実現したものでした。今回は、その一部を紹介します。

トークセッション:プロフォトグラファーに聞く「いい写真」の法則

このセッションでは、Lovegraph様が運営している写真教室(Lovegraphアカデミー)からmasaさんとhirokoさんを講師としてお呼びし、写真の学び方、そして、写真を学んだ人には世界がどう見えるのかについてお話をしてもらいました。写真の撮り方のみならず、プロのカメラマンとして生きていくことのリアルな部分まで聞くことができました。質疑応答の時間では、質問が途絶えず、楽しい時間となりました。

生徒の声をいくつか紹介します。
・自分の美しいと思う世界観をどうしたら理想通りに撮れるかを学べました。
・お話の中でなぜフォトグラファーになったのか理由を聞いた際に「自分の人生を豊かにするものが写真だったから」という言葉にとても感動し、自分も好きなことを仕事にしたいと改めて思いました。
・勉強という言葉は苦手ですが、写真が上手くなるためだったら学ぶことができると思います。

3Daysワークショップ:撮りたいを形にする写真教室

このプログラムでは、写真初心者から写真上級者まで様々なレベルの人が集まりました。お呼びした講師はなんと5名。1人ひとりのレベルに合わせて指導をしてもらうことができたのに加え、プロから直接自分の写真に対してフィードバックをもらえる時間でした。1日目には、自分がどんな写真を撮れるようになりたいのかを言語化し、2日目には実際に撮ってきた写真に対する評価をもらい、もう1度、3日目に再チャレンジするという流れで行いました。最終日である3日目の写真に対して、講師の方々からは生徒の写真の上達の速さに驚きの声が上がるほどでした。光の使い方や、写真に写したいものをしっかりと写せるようになっている生徒がほとんどでした。

生徒の実際の写真の変化とコメントを紹介します。
写真の変化

参加前

最終日提出写真
光を意識して撮ることで、シルエットの写真に仕上がっています。参加前の写真と比べると、より奥行きも感じられます!

参加前

最終日提出写真
参加前と比べてより、見せたいものがはっきりしているように思いませんか?見えているイチゴ全てにピントが合っていて、シンプルでとても見やすくなっているように感じます!

生徒からのコメント
・写真はセンスじゃないと知った経験になりました。
・1日目と3日目を比べてみて自分の写真に対する情報の量がすごく増えていて目で見て分かるくらい成長できました。
・1人1人に丁寧に的確なアドバイスを頂けて、今まで気づかなかった所にも気づけて、写真を撮る事がさらに好きになりました。

写真コンテスト:N/Sフォトコンテスト #私のベストショット

N/S Photo Weeksの集大成となる写真コンテストでした。写真教室の全体統括も担当してもらっていた、Lovegraph様のうーさんに審査員をお願いしました。N中等部、N/S高等部から総数約200枚の写真が集まりました。選考時、うーさんだけでなく、写真教室の講師の方々も選考に加わっていただいたそうで、「どれもこれも、プロに匹敵するほどの写真で、選ぶのが本当に難しい。賞をもらえた人ももらえなかった人も本当に僅差なんです」と、プロのフォトグラファーの方々が言ってくれていたようです。
最優秀賞を取ったのは、中等部のそらさんでした。コメントにもありますが、この1枚のためにかけた時間がなんと7時間!その執念に参加者全員驚いていました!

生徒からのコメント
・結果発表の際に、プロの方のフィードバックなど勉強になることがたくさんあった。今後もカメラの趣味を続けたくなった。
・写真はこれからも好きでいようと思うし、撮り続けていこうと思います。そして2年後にはLovegrapherになって、その先でもトップカメラマンを目指したり、スナップや作品や日常の写真も撮って撮って世界平和!
・進路についていい影響を与えてくれた。

まとめ

N/S Photo Weeksは、写真という切り口で、初心者から上級者までも楽しめる期間となりました。普段なかなか家の外に出ないけど、写真を撮って、プロに見てもらいたいという思い一心で外に出て、たくさん写真を撮って、自分の新しい世界を見ることができたというような声も生徒からもらいました。参加してくれた生徒の中からプロの世界で写真と向き合う人が何人出てきてくれるのかが楽しみになる時間でした。
今回ご協力いただいた株式会社Lovegraph様、そして参加してくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました!