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辺境日記~構想された真実~

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「隠された真実を思索のサーチライトによって照らしだす」をテーマにした思弁的日記。タイトルは沖仲仕の哲学者ことエリック・ホッファー著作のオマージュです。
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#アウシュビッツ

外にはまだ正しい世界がある

アウシュビッツ強制収容所からの生還記と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、やはりオーストリア出身の精神科医・心理学者であるヴィクトール・フランクルの『夜と霧』ではないでしょうか。 一方でフランクルほど広く知られてはいないものの、同じくアウシュビッツから生還し、その体験を『これが人間かーアウシュビッツは終わらない』に著して、イタリア現代文学を代表する作家の一人となった人物に、プリーモ・レーヴィがいます。 レーヴィが生還できた理由レーヴィは自らがかの地獄を生還することができた理