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N論 2020年度大忘年会でMY GOAL決めました!

プロテニスプレイヤーの西岡良仁(男子テニス世界56位)が、定期的に開催するオンラインテニス教室「N論」。昨年12月27日には「N論大忘年会」と称し、テニスが大好きな小・中・高・大学生、そして保護者の方と語り合いました。
そして司会はオンライン英会話「マグナパーティ」を運営するスタートアップ、ファンファンラーニング株式会社の代表、山中裕斗が務めました。
今回はその様子をお伝えいたします。

西岡:皆さん、1年間お疲れ様でした。今年は色々な事があったと思いますが、今日は、いいことも悪いことも色々話しながらフランクにいきましょう。では皆さん、よろしくお願いします!

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西岡:なるほど。もうすぐ新年なので、それまでに目標を決めておかないとということですね。今回はフランクな忘年会なので、僕から質問したい方を指名しますね。それでは、一番笑顔が目立っていたおかもと君。おかもと君は今までどんな目標を立ててましたか?

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おかもと:今年は出たことない大会に出場するという目標を立てていたのですが、コロナで大会が中止になってしまいました。

西岡:コロナは誰しも想像できなかったことだから仕方ない。僕も毎回目標を立てています。何故なら、自分の目指す場所が明確だからこそ、それに向かってひたすら頑張れるというのはあると思います。
目標は、絶対立てた方がいい。僕のおすすめとしては、長期的な目標はもちろん必要だけど、近い将来の目標でも全然いいと思います。今度出場する大会のことでもいいし、そしてその次の大きい目標でも全然ありだと思っています。いくつか目標を持つことがすごい大切だと思います。
また目標はテニスに限ったことじゃなくてもよくて、一週間に何回ランニングするとか、どんなに小さいことでも決めるということがすごい大事だと思います。ちなみに来年はどんな目標を立てる予定かな?

おかもと:中国大会に出場することはクリアできそうなんですが、どれぐらい強い人がいるのかはまだわからないんですけど、「中国大会で5位以内に入る」という目標を立てるつもりです。

西岡:なるほどね。めちゃくちゃその目標に向かって頑張ってほしいなと思います。目標をクリアできなかったとしたら、何がダメだったのかを考えてみることがが大切。例えば前回の目標のようにコロナの影響なら、これはもう仕方ない。「クリアできなかった、もうダメだ」じゃなくて、何で俺はクリアできなかったんだろうをちゃんと考えることが次に繋がると思うんで、是非、そこまで考えてやってみてください。

おかもと:はい、ありがとうございました。

MC(ファンファンラーニング山中):ありがとうございました。目標といえば「プロになる」とアンケートに書いてくれた参加者も多くいました。

西岡:僕らの世界に入りたいと言ってくれることは、すごく嬉しいですね!「プロなりたいんだよ」とアンケートに書いてくれた人、手をあげてください。それでは小学6年生のまつなが君。プロになりたいと決めたのはいつですか?

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まつなが:2014年に錦織選手が全米準優勝したときに、「プロってすごい!」と思い、なりたいなと思いました。それ以降、練習のときには自分から一番前に並んだり、現在はトレーニングにも通ってます。

西岡:それってめっちゃ小さい時のニュースじゃない?すごいね。オレなんて小6の頃はランニングしかしてなかった。理想の選手はいますか?

まつなが:ドミニク・ティーム選手(オーストリア)です。

西岡:おー! あの攻撃力は欲しいね。めっちゃパワフルやん。いやあ、ティームはかっこいいよね。顔もかっこいいしね。本気な話をすると、今、試合やって勝てないなって思っている選手の一人はティームですね。かなり手強いと思います。ちなみに昔、ティーム選手とは何回か練習したのですが、当時からめちゃくちゃパワフルだった。コーチと二人でびっくりして、これは本当にヤバイみたいな。サーブもそうだし、フォアハンドも初めて受けるぐらいの威力で圧倒された経験があります。ティームのスタイルをやるのであれば、めちゃくちゃ体を強くしないと難しい。僕からのアドバイスは、まだ小学校6年生だし、これから身長ももっと伸びると思うので、ウエイトトレーニングなどを重点的にやるよりは、体の使い方や柔軟性など、まずベースとなるところをしっかりと学んでいってほしい。なんかそこまで意識高いと、もう尊敬しかないですね。あと8年後、まつなが君が20歳ぐらいになった時に会えたら楽しいですね。応援してます!

MC(ファンファンラーニング山中)毎年「身長が何センチ伸びました」って、忘年会で報告してください(笑)。ありがとう!本当に応援しています。
さて、プロを目指している参加者のなかで、もう一人熱いメッセージを送ってきてくれた子がいます。ちょっとその子にも話を伺いました聞きたいですね。うちだ君、お願いします!

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うちだ:前回参加した際に、僕も「プロになりたい」とお伝えしたのですが、西岡選手はいつ決断しそのキッカケは何だったのかを教えてください。

西岡:プロになりたいって思ったのは振り返ってみると、たぶん小学3、4年生ぐらい。2つ上の兄がいたことがすごい大きくて、兄がプロになりたいと言い始めたことに影響されました。僕の目標が「兄に勝ちたい」だったから、目標となる人がすごい近くにいたのもラッキーなことだったんだけど、意識もずっと高く保てていたんだと思います。うちだ君がプロになりたいと思ったキッカケは何ですか?

うちだ:友達とか周りの人がみんなプロになりたいといって、めっちゃ努力してたり、プロの試合を見に行くと、やっぱりすごいなって思ったからです。

西岡:いいね。アスリートはある意味、夢を見せる職業だと思っています。プロの試合を見て、プロになりたいって思ってくれることは、それをちゃんとみせられてることなので嬉しい。あともう1つ、アンケートに書いてあったことがあるんだけど、覚えてますか?(笑)

うちだ:僕はまだ全然結果が出せてないんですけど、できる限りプロを目指してテニスをやろうと思ってます。

西岡:僕は言葉にはすごい力があると思っています。言ったことが現実になる可能性はすごいあると思う。だからポジティブなことを言えば言うほどポジティブになっていくし、ネガティブなことを言えばネガティブの方にいく。参加してくれてるみんなに伝えたいんだけど、夢を叶えたいんだったら絶対言葉に出した方がいい。言う相手は全員じゃなくて、お父さんやお母さん、友達とか身近な人だけでもいいので、「俺はこんなふうになりたいんだ」というのは、言った方がいいと思っています。目標を言葉に出して言うことで、さっきの目標設定じゃないけど、頑張らないといけないってなる。僕もジュニアの頃、結果が出なくて負けた瞬間に、もう絶対プロは無理だし、周りが強すぎるとか思った時もあったけど、目指す目標をきちんと持っているという強みがあったので、今まで続けてます。ぜひ頑張ってほしいです。なんかいい感じですね。

MC(ファンファンラーニング山中)実は今日、自分の目標を書いてもらうシートを用意してありますので紹介します。今日のN論が始まる直前にできあがったシートで、みんなにプリントアウトしてもらって使えるよう用意しました。西岡さんが今まさに言ってくれた言葉、「言葉にしないと夢は叶わない」が英語で書いてあります。

If you don't wish,Your dream will never come true.

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西岡:今回、英語でメッセージを入れています。英語はすごく大事だと思っていて、僕は英語の重要性を初めて海外に行って気付きました。プロになりたいと思っていざ海外に行ったら、英語全く話せませんみたいなのは、めちゃツライんですよ。僕は性格的にちょっと変わっていたので、話せなくても積極的に話しかけましたけど、プロを目指すのであれば、英語はめちゃくちゃ必要になってきます。

英会話を習って話せるようになるって、イメージが沸かないと思います。僕の親もそうなんですが、英語を話したことがないので、習っても覚えれないものだと思ってるんですよね。僕はこの考え方がネックになっていると思っています。

MC(ファンファンラーニング山中)私も西岡さんの言う通りだと思っています。「日本にいながらにして、英語はできるようにならない」と、ほとんどの人たちが考えていると思います。留学したり、インターナショナルスクールとか行かれる方は別として、週に1、2回位英語教室に行くぐらいでは、英語はできるようにならないんじゃないかという諦め感みたいなのは、僕たち日本人の中に蔓延してるんじゃないかなと思ってます。
英語は、西岡さんみたいに実戦で覚えてくのが一番効率がいいし、正しい学び方をしたら、実は話せるようになるまで時間はかからないと僕たちは思ってまして、1年ぐらいで話したいことが、自由に伝えられるようになる。外国人コーチに、スタミナを強化したいんだとか、フォアハンドをもっとうまくしたいとか、自分の伝えたいことをぶつけられるように、1年ぐらいでなれると思っています。
どうやって学ぶの?と言うと、このオンライン英会話は、ネイティブと英語でおしゃべりをしならがら、謎解きを進めていくレッスンで、アプリと連動しながら進んでいきます。これから紹介する小学6年生はたった3か月で1200単語を学び、最初は全然喋れなかった子が、物怖じせずに、単語ではなく文章で話ができるようになりました。1年でペラペラになれるので、マグナパーティーを是非よろしくお願いいたします。

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西岡:ちょっと営業みたいなりましたけど(笑)、今すぐ海外に行くのは難しいので、今のうちに準備をするっていうのが、めちゃくちゃ大事だと思います。
海外を転戦している僕からすれば、本当に英語って話せるようになって良かったなって思うし、英語を話すことに対して恐怖感がなくなれば誰とでも話せるので、めっちゃ楽なんですよ。せっかくだから、英語のみのイベントを半年後位に開いてみてもいいですね(笑)

MC(ファンファンラーニング山中)西岡さんありがとうございました。お、そうしている間に皆が目標をかいてくれましたね。

西岡:47番のさいとうさん。僕めっちゃいい目標だと思ったんですよね。こんばんは!さいとうさんの目標を披露してください。

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さいとう:後輩たちを少しでも上の順位に連れて行きたいので、引退試合の“団体戦でベスト8”を目指します。個人目標としては“関東大会にシングルスで出場したい”と思っています。

西岡:自分の目標もありつつ、人の目標を考えてるわけじゃないですか。めっちゃいいなって思いました。これを実現できれば後輩たちもすごい喜んでくれると思うし、やりきった達成感はすごく感じると思う。
僕には全日本優勝した中川直樹というIMGの後輩がいるんやけど、後輩が頑張っているのを見るのは嬉しいし、見ると自分も頑張ろうと思う。めちゃくちゃいいと思います。頑張ってください。そして後輩たちにもぜひよろしくお伝えください。

MC(ファンファンラーニング山中)それでは最後にチャリティ企画の紹介をします。このチャリティ企画は西岡さんの思いから始まりました。何故みんなにチャリティをやってもらいたいかを西岡さんから説明してもらいますね。

西岡:僕が初めて寄付をしたのが、オーストラリアオープンがあった際に起こっていた森林火災でした。めちゃくちゃ広大な森が燃えて、コアラとかカンガルーとかオーストラリアの固有種がたくさん死んでしまった。日本でも阪神大震災や東日本大震災、熊本地震などがありましたが、このような時に、自分にも何かできること、この世の中に対して何かできることはなにかを考え、そして少しでも何か関わっていけることはなにかあるということを思ってて欲しいという思いから、やらせてもらってます。

MC(ファンファンラーニング山中)このイベントを通じて応援させて頂いているチャリティは2つになります。1つ目は、大阪にある「TSURUMIこどもホスピス」になります。難病のお子さんたちが自由に遊んだり家族で過ごしたりできるような施設を運営しているNPOです。

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もう1つは「NPOカタリバ」です。ここは全国に施設があり、家庭環境が恵まれないお子さんや、ご家庭が被災された方のお子さんなどが学びにくる施設を運営しています。

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西岡:ここで紹介してるのは2団体だけなんですけど、他にもたくさん団体はありますし、色々な支援の形があります。僕も含め、こうやってテニスができるというのは本当に恵まれてると思いますし、だからこそ色々なことを考えてほしいなっていうのがスタートですね。
チャリティの説明をしている間に、みんな目標を書けたかと思います。次回は、目標の進捗などを聞きつつ、また開催したいと思います。
ありがとうございました。


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