ホロライブのユニコーン売りは悪なのか?

以下の切り抜きがお勧めに出てきて見てみました。内容は自分で確認してください。ユニコーン関係については思っていたことがあったのですがコメント欄をみて自分は少数派なのかなと疑問に思ったのでそれを書こうと思います。完全に個人の主観です。

ユニコーンの種類とアイドル以外のウリ

個人的に男性コラボを望まない所謂「ユニコーン」と呼ばれる人種には大きく分けて2つ居ると思っています。

・美少女達が戯れているのを見ていたいだけであって男はノイズである(美少女動物園タイプ)
・男と話してるのを見ると嫉妬する・色々邪推してしまう(ガチ恋タイプ)

アニメや漫画でも特にまんがタイムきらら系に多いメインキャラが女性しか登場しない、俗に言う「美少女動物園」と呼ばれるものが人気を得ています。
下のタイプが「アイドル売り」で敢えて上のタイプへの売り方に敢えて呼び名を付けるなら「きらら売り」「日常系アニメ売り」(きららや日常系アニメにも男女出てくる作品はありますが)とかでしょうか。
ライトなユニコーンが上、コアなユニコーンが下。個人的に数は下のタイプより上のタイプの方が圧倒的に多いのではないかと思っています。
ですが、ユニコーンは下のタイプしか居ないと思われています。ここが一番の歪みではないでしょうか。「アイドル」という売り文句もそれを助長させていると思います。
よくユニコーンに対して「リアルのアイドルだって男と共演しているだろ」という文句があります。上の切り抜きにもそういったコメントにも幾つかありました。しかしそれは下のタイプにしか刺さりません。何故なら「美少女動物園に男性はまず出て来ない」からです。
「ガチ恋がどうの」という文句に対しても言えます。美少女動物園アニメでも「嫁レベルのキャラは居ないけど癒されるからを見ている」という人が居るように「ガチ恋はしてないけど癒しを求めて女性しか出ないホロライブ見ている」という言う人も居るはずです。(男女コラボが癒されないとは言ってません。)
アニメでもそうですが、「2次元のガワ」と「RP(ロールプレイ)」と「群像劇」が合わさったVでも当てはまると思います。

余談ですがリアルアイドルの本田翼さんがYouTuberの2bro(男性)さんとコラボして大荒れしたという事件も起きています。ビジネスでの番組共演は良くても距離が近い個人のチャンネルでの通話だと嫌がる人も居るのではないでしょうか。
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外部コラボしないことは鎖国・閉じコンなのか

確かにVの人数も事務所の規模も小さかった2、3年前ならわかりますが今は最大手クラスの事務所です。外部コラボで化学反応を見たいという気持ちも少しは分かりますがカバー株式会社は企業であり、他の事務所の企業は「競合他社」「ライバル企業」です。事務所単独の力で伸ばそうとするのは何も悪いことではない、というかむしろ本来の姿ではないかと思います。
全くコラボしないリアルYouTuberを想像してみてください。それは閉じコンなのでしょうか?
Vtuber以前にYouTuberはあくまで個人のチャンネルでの活動です。コラボするもしないも自由です。個人的にVtuberの視聴者は「コラボ至上主義者」の人が多く居るように感じます。

男性とコラボしないことは悪なのか

企業が事務所を売り出す以上「差別化」や「ブランディング」は必須です。なのでカバーは箱の特色として「アイドル売り」「ユニコーン向け」という差別化をしたのだと思います。単純な話です。
そして大きく成長しているので結果も伴っています。
「男性とコラボして欲しい」と言うのは「自分が見たいから・自分はそれが普通だと思うから差別化・ブランディングを辞めろ」と言っているのに等しいと思います。すごく無責任な発言に見えるのは気のせいでしょうか。

ただ今回の最協決定戦では…

ただ、今回の最協決定戦では主催者にも観客にも面倒な面を見せたのは事実です。組み分けの時のチャット欄でもホロライブへの不満が噴出していました。それに普通に男性ともコラボしている白上フブキさん、夏色まつりさんに関してはNGするほどかと思いました。
上記の切り抜きでも「ホロライブ全体で男性コラボがNGではない」「ランダムなのが駄目」と言っていました。実際に昨日アキ・ローゼンタールさんが男性も参加している宇宙人狼コラボに参加しているのでそれは事実だと思います。「共演NG」や「信用ある人以外とは繋がってはいけない」みたいな別の制約があるかはわかりませんが、今後も外部の大会等に参加する以上は再発する可能性も危惧できます。
また、以前は男性コラボしていたが方針転換によりできなくなって不満だと思うホロメンも居るかもしれません。
なので、トラブル防止や男性コラボをしたいホロメンの意向を汲む為にも
・男コラボOKのメンバーは制約はせず自由にやらせる
・男コラボNGのメンバーは男性の居る外部の大会には参加禁止
くらいきっちり分けて整理した方がいいのではないかと思いました。

さいごに

正直何故ホロライブにそこまで外部コラボや男性コラボを望むのか疑問でした。(するなとは言ってません。)
「男コラボが嫌なら男コラボは見なければいい」というコメントもありますがそれならそういう売り方をしているホロライブ自体を見なければ良いのではないでしょうか?
また、「可能性が潰れている」「彼女達の活動の幅を狭めている」というコメントも多く散見されましたが、差別化が出来なくなったことによって収入・視聴者を減らす可能性は考えていないのでしょうか?そしてその彼女達はそのリスクを伴ってまでそれを望んでいるのでしょうか?
漫画やアニメやリアルYouTuberでも「同性しか出ない」「異性も出る」両方の作品やチャンネルが存在します。それが特色というものであり、男女両方見たいならこれ、男性・女性だけを見たいならこれと棲み分けています。
前述した「コラボ至上主義者」もそうですが、Vを界隈で見ている「V界隈至上主義者」も多いと思います。なので、この手の「界隈や他箱の常識の押し付け」はこの界隈でこういう売り方をしている限り一生無くならないのではないでしょうね。

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