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#13 ポルノファンが選ぶ好きな歌詞
こんにちは🌞
今回は私の愛するロックバンド ポルノグラフィティの好きな歌詞を紹介します!
絶賛暁ツアー中ではあるが,ネタバレはないのでご安心を。
私はファンクラブに入会したのは7年前だが,実際のファン歴はもっと長い。
10代の頃は歌詞の意味を深くは理解できずにいたが,20代後半になり人生や恋愛をそれなりに経験してきた今改めて歌詞を噛み締めると心に沁みるものがある。
どの曲も私にとっては神曲なので厳選するのに苦労した。そして厳選した曲から好きな歌詞を選ぶのにはもっと苦労した。曲にはそれぞれのストーリー性があり,その一部だけ切り取ってしまうのはもったいない。
前置きはこの辺にして,さっそく私の好きな歌詞を紹介しましょう。曲へのイメージや感じ方は人それぞれだと思うので,「いやいや…おま,ここの歌詞はこういう意味だろうよ…」と思ってもそっと心の中に留めておいてほしい。
曲ごとにコメントを書こうと思ったが,書き始めると1記事1曲になりそうな量が予想されるので控えめに書かせてもらう。
1.Century Lovers
いきなり大物です。
2000年にリリースされたファーストアルバム「ロマンチスト・エゴイスト」に収録されており,すっかりライブの定番曲となっているCentury Lovers。
曲名どおり「次の千年の恋人たち」の愛を歌った一曲だ。ちなみに歌詞に出てくる「ディラン」はボブ・ディラン,「ジョン」はジョン・レノンのことだと言われている。こういったオマージュは晴一さんらしさがあって好きだ。
次の千年の恋人達に ただひとつ真実を残そう
ジョンが見つけたシンプルなこと
それは「愛とはー愛されたいと願うこと」
すれ違い不幸だと思わないで
最初からハッピーエンドの映画なんて
3分あれば終わっちゃうだろう?
疑ってみたり 不安だったり
そして最後にKissでしてるのさ
2.マシンガントーク
こちらもライブで盛り上がる曲。神vs神でもメドレーの中でも披露された。
おしゃべりな君が愛おしくてたまらない惚気ソングだ。私も恋人のお話は永遠に聞いていられるので気持ちがよくわかる。
ちなみにサビの「キスして抱きしめてる時だけはホントに静かだね」がキュンとするポイント。普段はおしゃべりな君も愛し合う時には静かになるらしい。はぁ,好き。
どんなに小さな出来事だってPlease Please Tell me all about YOU
世界中の誰よりもずっとキミのコト知っていたいから
シャワーのように降りかかるコトバの雨に打たれていたい
3.ラビュー・ラビュー
続いても惚気ソング。私はこういった情景の浮かぶストレートなラブソングが大好きだ。聴いている来ているこっちまでほわほわしてくる。この曲は私の,ポルノの曲の中でトップ10に入るくらい好きだ。ライブで聴くまでは死ねない。
僕が照れるから手をつなぐのためらったら
事の重大さを10分も説かれた
君は本当いっしょうけんめい生きているね
4.サウダージ
言わずと知れたポルノの名曲のひとつだ。ファーストテイクで再び注目されただろう(TikTokでも流行ってるらしい)。失恋ソングでありながらラストではどこか温かみもある。
時を重ねるごとに ひとつずつあなたを知っていって
さらに時を重ねて ひとつずつわからなくなって
愛が消えてゆくのを 夕日に例えてみたりして
そこに確かに残るサウダージ
5.サボテン
しまなみロマポルで雨に打たれながら歌った昭仁さんの姿は記憶に新しい。
マンネリ化した恋人たちの様子をサボテンに重ねているようだが,ただの切ない失恋ソングでは終わらない。その後恋人と再びやり直すことになったのか,お別れをして前向きに進むようになったのかはわからないが,「僕」が自身の気持ちときちんと向き合えたようでよかった。
何処に居るの?こんな雨の中
僕の気持ち見つかった
僕らきっとうまくやれるはず
ほら、薄日も射してきた
小さな花を咲かそう
6.アゲハ蝶
アゲハ蝶が流行ったのは私が中学生の時で,このサビはポルノの曲の中でダントツで好きな部分だ。20代の頃の晴一さんよ,どうやったらこんなに素晴らしい歌詞が浮かぶのか,尊敬でしかない。
好きな人には自分のことを愛してほしい,両思いになりたいという気持ちは痛いほどわかる。おそらく多くの人が恋愛においてそのような感情を抱いたはずだ。
「世界に光が満ちた」からの「世界が表情を変えた」って…
あなたに逢えた それだけでよかった
世界に光が満ちた
夢で逢えるだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは空と海が交じる
7.ギフト
ポルノの応援ソングの中でも,この曲にはかなり元気づけられた。出だしの「生まれながらの才能のことを神様からのギフトと人は呼ぶらしい」から惹きつけられる。
才能のある人と自分を比べてしまい,どこか羨ましく思ってしまう。
そんな何とも言い表せない気持ちに対してこの歌詞には救われるものがある。
少しは自分にも期待してみたらどう?って
意外にうまく跳びだせるかも 想像よりもやれるかも
信じてみることが甘いかどうかなんてさ
自分の舌で舐めてみなけりゃ がっつり噛みつかなきゃ分かんない
8.ヴィンテージ
私も昭仁さんにI love youって強烈な声で言われたいものだ。
恋が時間とともにただ色褪せていくのではなく,ワインやヴィンテージギターのように成熟していくのだ。
その曲が「色褪せない」がテーマのUNFADEDツアーで披露されたのは面白い。
恋にしがみついている恋などに意味はなく
恋に溺れ流される恋などに価値はない
僕らの歩いた跡をしっかりと残せれば
いつか誇れるものになってゆくと信じている
9.ROLL
伝説のしまなみロマポルで雨の中この曲を歌う昭仁さんの姿は今でも鮮明に覚えている。「愛してる」とストレートな表現が使われているところが昭仁さんらしい。最高すぎる…尊
大好きな曲すぎで言葉に表せないくらいいろいろな想いがある。
めぐりめぐる君を辿る 僕の探す すべてになった
剥がれ落ちる心が知ってた 愛してる
この空の下でふたり ゆらりゆらり
また風に吹かれ身を寄せ合ってゆく
10.アニマロッサ
アニメ「BLEACH」の主題歌だった。カラオケで何回も歌った記憶がある。(ちなみにアニメは見たことがない笑)
間違いなくライブでは盛り上がりそうな曲なのにあまり聴いたことない気がする…?しまなみで聴いたかな…?
運命の鐘が鳴る それは何色の「明日」を呼ぶんだろう
喜びも悲しみも僕達には選べない
ならば君の涙にも微笑みにも花を添えよう
その気持ちきっと忘れない 僕とともに焼き付けよう
11.ミュージック・アワー
夏にドライブをしながら聴きたい名曲。ライブではネジが外れたように踊り狂い盛り上がる。
ラジオDJがリスナーの恋のお悩みを解決してくれる珍しいタイプの歌詞である。(それが魅力だ)
ライブでは「変な踊り」や「ダイヤル」「恋するウサギちゃん」などの振付があって盛り上がる。「恋するウサギちゃん」の振付は本当はNGという情報をネットで見たことがあるが,これまでに参戦したライブでこの曲が披露された際はみんな(私の見る限り)しているのでもしかしたら古い情報だったのかもしれない。
キミが夢を願うから 今も夢は夢のまま
大好きだから踏み出せない 大好きだから臆病になる
淡い恋の真ん中を泳ぎきってみせてよ
可愛すぎるハートを見守ってるミュージック・アワー
12.ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜
ポルノの曲には不倫系(「禁断の恋」というべきか)の曲がいくつかあるが,しっとり系のこの曲はどこか大人の魅力を感じる。キーが高いにも関わらず我らのボーカリストは難なく歌い上げる。
「口の悪い友達」は「悪い癖」を指摘してくれてよかった。やはり幻は幻で終わっていくのだろう。
目と目が合ったら すぐその気になるのが
悪い癖だと 友達は言うわ
星降る夜空に朝日の幕が下り
静かに消えたのは 甘い幻
13.うたかた
イントロがどこかアジアンテイストで惹きつけられる。はじめに登場する蜉蝣は寿命が短い生き物であり,その儚さと恋を重ねて歌われている。
私も失恋を何回か経験してきたわけで,その度に味わう苦しい気持ちがどこか重なり切ない気分だ(そこが惹きつけられ好き)。
知らないうちにそこにあった
ただ押し寄せるあなたへの想い
胸は満ちて息が苦しい
どうか恋よ散らないでいて
還る場所はないはずだから
14.Hard Days,Holy Night
今の時期にぴったりなこの曲(ちなみにアンチクリスマスソングらしい)。社会人1年目で仕事が忙しくクリスマスに彼女のもとへ行けない彼と会いたい彼女が登場するのだがこれが非常にリアルだ。
これまでは恋人と一緒にツリーを飾りつけたりパーティーをしたりして過ごしていたようだが,社会人になると難しいのかもしれない。そして救いの最後の一行がなんとも愛おしい。
去年はふたり 朝からツリーを飾りつけ
友達呼んで 朝までパーティーをしてたね
今年はひとり プレゼントも持ってないけど
明日も早いけど 雪も降っていないけれど
怒っているはずの君に 特別なくちづけをしよう
15.MICROWAVE
おしゃれな電子系のイントロ(なんと下手な説明)から始まるMICROWAVE。どことなく「バトロワ・ゲームズ」と似ている。私の大好物だ。
電子レンジだけでなく冷蔵庫など無機質な家電が登場してくるのには意味があるのだろう。ちょっと冷めた「僕」に見立てておりセンスが爆発している(もちろん褒め言葉)。
捨てればいいのだけど なんにもない空っぽより少しはマシ
16.夜間飛行
一筋縄ではいかないような恋愛が感じ取られる。「月が綺麗」というのは夏目漱石のあの逸話であろう。それがなぜ「的外れ」なのか,音もなく時を刻む時計に「私」が耳を塞いでいること,そして「私好みじゃないパフューム」が香る描写からなんとなく想像がつく。それにしてもオシャレすぎんか。
美しい瞳が青く陰って
君が言ったのは「月が綺麗」
美しい言葉ね 的外れでも
Oh,carry on, carry over
甘く香るの 私好みじゃないパフューム
17.証言
最新のアルバム「暁」に収録されている曲で,初めて聴いた時涙が溢れそうになった。ここで描かれてる「愛」はいわゆる恋人たちの「愛してる」よりももっと深い完全な「愛」らしい。100万人のために歌われたラブソングではないことは確かだ。
いろいろな解釈の仕方があると思うので,それぞれの想う愛を感じながら聴いていただきたい。
どんなに離れても 声が聞けなくても
私から奪えないものが きっとあると ここにあると
信じているから強くなれる
完璧なものなど この世にはないと言うのなら あの愛はそれを
覆した ほんの一瞬 たくさんの星が証言してくれるはず
偽りのない奇跡と
18.夕陽と星空と僕
別れた恋人を想っている歌詞で,聴いたらわかると思うのだが,1番にサビがないのだ。そして2番にやっと登場した素晴らしいサビがこちら。「僕」がやっと出した結論なのだろう。昭仁さんの作詞はストレートに情景が浮かんでくるところが好きだ。
君の形 僕の形 重ねてはみ出したものを
わかり合う事をきっと愛とか恋と呼ぶはずなのに
君の前では流せなかった涙が今ごろ頬をつたう
風もない静かな夜だからそのまま涙は足元に落ちた
19.まほろば○△
これをライブで聴くことができるまでは死ねない。渋谷区丸山町のワンナイトを歌ったなんとも大人な一曲だ。曲名からも歌詞の中身を察することができる。「声にならない声が今 何よりもおしゃべり」のワードセンスが素晴らしい。Jazz upとは違ったエロさがあり,まほろばの方が大人って感じがする。この曲について語ると長くなりそうなのでここまで(笑)そんな中でも特に響いたのはこちら↓
無理に演じたりするから
「君は強い女」だからって ふられたりしたでしょう?
20.A New Day
恥ずかしながらこの曲はUNFADEDツアーで初めて聴いた。そして冒頭数秒で心を撃ち抜かれた。なんて素敵な歌詞なんだろう。私自身にそう語りかけてくれているみたいで背中を押される。
一度しかない大切な人生,楽しんで自分に恥じない後悔のない生き方をしたい。
まだ君は知らないけど その角を曲がった先で
煌めくような出来事と 出会うとこになっています
知らないからしょうがないけど 大丈夫 すぐそこだから
昨日までがどんな日々だったとしても
A New Day 今日もそうだと限らない
君主演映画のシナリオライターが
そんなに手を抜いた物語を描くようなら
クビにしてしまえ
21.IT’S A NEW ERA
続ポルの一曲目。声が出せないライブ形態になり初めてのライブの一曲目。久々に見るポルノの姿は元気をもらえる。“New Era”とは新時代,新時代のことで,曲中にも「決意の旗」や「雲を割って光がさした」など希望のある旅立ちを連想される言葉が散りばめてあり,非常に前向きになれるので大好きだ。
夜明けを待って さあ船を出そう
目指すのは 新世界
私のための 場所がそこにある
約束は果たされる
22.フラワー
映画「こんな夜更けにバナナかよ」の主題歌となったフラワー。生命の儚さと尊さ美しさをテーマに描かれ,映画の内容にもマッチしている。
最後のサビでは生命の力強さが表現されており温かな気持ちになる。これから冬本番になり,それを乗り越え春がやってくる頃には力強く生きていけるはず。
降り積もる雪の下 閉ざされた世界で
どんな夢を見ているのだろう
春には氷を割って 新しい景色に出あう
光あふる
正直ポルノの楽曲を全曲を紹介したい気持ちだが,私の文章力とエネルギーが尽きそうなので22曲で我慢しよう。
とりあえず公式YouTubeからイチオシMVを選んできたので是非聴いてほしい。
ニューアルバム「暁」から「悪霊少女」。タイトルからは想像つかないがこの曲…あ,聴いた方が早いので聴いてください。めちゃくちゃかっこいいです。
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