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室内に板壁がほしい|マンションリノベーションのプロセス

マンションリノベーションに希望した内容で、一番といっていいくらいの優先順位だったのが、「LDKの一部の壁を板張りにする」というものだった。

引越し前の家は賃貸だったこともあり、壁に釘を刺すことにかなりの抵抗があり、絵画や写真など好きなアーティストの作品を飾る場所もなく、なんとなく買い集めるだけだった。「いつかこの絵を飾るための壁を手に入れるんだ」と思いながら、あれよあれよという間に月日が経ってしまい、飾られることのない絵たちを寝かせ続けていた。

新居では写真や絵を飾るための板壁と、本棚の一部もアート作品を飾る場所に使いたいと考え、自分なりにプランした内容を工務店へ送る。マンションにありがちな梁の出っ張りの部分を板でくるむようにすることで、梁部分が目立たず雰囲気が出るのではないかと考えた。

写真に希望を書き込んでメール

工務店からラワンベニアを張り合わせて色を付けるプランが届いた。板一枚のサイズ感や目地の太さで雰囲気がガラリと変わってしまう部分なので、センスが問われるがその点は信頼してお任せ。色のイメージだけは絵ではイメージがつかないので、サンプル塗りしたもので相談することに。

工務店からの壁の設計図
壁の色決めサンプル

壁の色は濃いほうがイメージに合っていたので、濃いものをセレクトして塗ってもらう。実は梁の下部分に点検口があり、それが露出してしまうとイメージが台無し、でも塞ぐわけにはいかない、ということで点検口の蓋にあたるものも加工してくれた。

マンションリノベなので工務店の本領発揮の「木工事」部分がほとんどない施工のため、この壁には気合が入ったようで、双方満足のいく仕上がりになった。

何回か色を重ねて理想のトーンにしてもらう
板壁の完成

この壁面にはレコード棚を置く予定なので、下半分は隠れてしまうことになるが、なによりも「板壁を持つ自分」に慣れたことに満足。飾るもののレイアウトが頭をぐるぐると巡る。

現在の壁のコーナー部分

NRNR

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