『担当』と『推し』の概念と成仏①

小学4年生の秋のこと、

クラスの友達にココ最近(当時)夜に放送されている

「バレーボールワールドカップ2003」の視聴を勧められた。

そう。これが私のジャニヲタの始まりである。

「それに出てるNEWSが凄くかっこいいんだよ!」

当時は家族と友達が世界と人生のすべてだったいたいけな小学生の私は

友達が勧めてくれたバレーボールの放送を

見ないという選択肢は無かった。


(確かにかっこいい、、、)

最初はその程度だったと思う。

既に一般に認知されていたSMAPやV6(学校へ行こう全盛期)がジャニーズなのは分かっていた。

でも友達に勧められて知るジャニーズはNEWSが初めてで、

私はこの出会いを特別なものにすることにした。

それ以降、彼女にジャニーズコンテンツを展開してもらい、

1番影響が大きかったのは、今も尚放送され続けている、

『ザ少年倶楽部』だった。


最初に知ったNEWSはもちろん好きになっていた。

関ジャニ∞に抵抗なく入り込めたのは、

当時NEWSに錦戸亮と内博貴がいたからに違いない。

ただ、思っているほどNEWSにはのめり込まなかった。

では関ジャニ∞?

いいや、そこにハマるのはもっと先。

約4年後の中学2年生だ。

それまでの主に小5~6でどハマりしたグループ、

それは、KATーTUNだった。


当時のKATーTUNはジャニーズJr.では圧倒的な人気、

Jr.であるのがおかしいほどの実力だった。

2017か18年以降の現・King&Princeばりの勢いだ。

そんなKATーTUNと出会い、

まだ始まったばかりの私のジャニヲタ人生における

初めての存在が誕生した。

それが『担当』だ。


当時のKATーTUNは亀梨和也と赤西仁が二大巨頭。

私の世界では「亀派」か「仁派」かという話題で

休み時間のすべてを使っているほど

みんなが熱中している存在だった。


そんな私は、

圧倒的に亀梨和也派だった。


グループとして好きだったNEWSに対して

KATーTUNもグループとして好きではあったが、

あまりにも亀梨和也の存在が輝いていた。

個人をここまでかっこいい、色気がある、

素敵、好き、大好き、、となったのは初めてだった。

亀梨和也担当、そう!亀担が爆誕していた…っ!!



…少し熱くなってきてしまった。

これが、いわゆるジャニヲタ文化に古くから根付く

『担当』制度である。

「このグループの中でこの人が1番好き!」

その想いをジャニヲタは「○○担」と名乗ることで表現する。

ジャニヲタの自己紹介において

絶対に欠かせない要素である。


ちなみに2020年の私は、

大倉担(関ジャニ∞大倉忠義)、

神山担(ジャニーズWEST神山智洋)、

渡辺担(Snow Man渡辺翔太)の

3つの担当をかけもちさせていただいている。

この3人へのそれぞれの想い、

かけもちをすることにした経緯と考えもまた

記録しておきたいことだが、

(亀ちゃんがどこへ行ったのかも含めて、)

今回の内容からは逸れてしまうためまたいつかにしておく。


そんなこんなで小学生4年生の突然の出会いから

約17年後の今日まで、

私はこのジャニーズにおける『担当』制度に

誇りを持っていた。

すでに伝統も市場も作り上げられていたジャニーズで

『担当』の文化は導入剤としても

定着剤としても抜群だとそう信じていた。


ただ、激しく移り変わるこのご時世において、

この『担当』という伝統、文化、概念が

淘汰されてきているように感じている。

かつて誇りとなったいた『担当』制度が

古いものへと移り変わっている(気がする)今、

新たなものを受け入れつつ、

長年誇りであった考えに囚われすぎないための

成仏をここで行うこととする。


前置きが長くなってしまった。(反省)

でも、これは重要。

タイトルでも既に想像できる要素が登場する前となるが、

一旦、次へ続く形にさせていただく。。




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