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【DXエンジニアのリアル】とあるプロジェクトの様子と1週間スケジュール

はじめに

NRIデジタルのエンジニアが、実際のプロジェクトにアサインされると、どのような感じになるのでしょうか。
そのイメージを持ってもらうために、DXエンジニアリング1というファンクション(組織)に所属するチーフシステムエンジニア荒井が、とあるシステム開発プロジェクトの活動内容の紹介をします。筆者は、野村総合研究所(NRI)のプロジェクトに、所属組織から支援の形で、設計開発を担うエンジニアとして参画しています。

1週間のスケジュール

金曜日にカンファレンスがありますが、それ以外は突発的な招集等が無い平和な1週間を選びました。

とある1週間のスケジュール

エンジニアとしては、いかに開発活動(オレンジ)の枠を連続的な時間枠で増やせるか、がポイントになります。複雑なタスクになってくると、思考が途切れるのが致命的だったりするので、30分、1時間の細切れでは厳しく、例えば連続3時間枠で1時間考えて2時間かけて形にする、というように、ある程度連続的な時間が必要です。
一方、組織を管理するマネージャーだと、打ち合わせ(緑と青)の枠が多くなるのだと思います。

プロジェクトで利用するツールやサービス

プロジェクトで利用しているツールやサービスにはどのようなものがあるでしょうか。用途別に代表的なものを書き出してみました。

主に利用しているツール、サービス等

一番下の段「試用中」に記載の通り、AIを中心に新しい要素が入ってきています。これら新しいものをどれだけ試せるか、取り込めるかという点も、周辺の状況が目まぐるしく変わる昨今、エンジニアにとって大きなポイントになると考えています。

ただ、普段の業務だけでトレンドをキャッチアップをするのは難しいです。なぜなら、新しい要素は、旧来の要素を土台として作られアップデートが積み重なるためです。それらを理解していくためには、自身の知識やスキルのアップデートが必須になります。

本プロジェクトでは、知識やスキルのアップデートのための自己研鑽を助ける活動を行っているので、紹介します。

自己研鑽を助けるプロジェクト内での活動

このプロジェクトでは、ベースのスキルがAWSになるため、その認定資格取得を目指して、「1日1問」というチャットチャネルを立ち上げ運用しています。
この活動では、出題者を1週間ずつ交代で持ち回りにして、1日1問、問題と解答解説を投稿します。試験区分や問題ソースは普段の学習で使っているものを利用しています。忙しいから後回しにして、気づいたら何週間、何カ月とインターバルが開いてしまう、ということが無いように、どんなときでも1日1問はやる、という狙いです。

元々AWS認定資格からスタートしましたが、進める中で他の資格にも波及し、多種多様な分野に広がり始めました。
2023年5月に立ち上げてから2023年8月末までの具体的な成果と、2023年度下期の目標について、下記に整理しました。現在は6名で運用中です。

1日1問(2023年度予実績)

エンジニアとしてはお馴染みのクラウド認定や情報処理試験のみならず、簿記や統計、snowflakeやTerraformなどに広がりを見せているのが、良い兆候のように思います。

おわりに
簡単にではありますが、とあるプロジェクトの様子を紹介しました。NRIデジタルのエンジニアが実際のプロジェクトにアサインされた後のイメージを、少しでも持ってもらえれば幸いです。

<執筆者のプロフィールとTECHBLOG>


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