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【P&G】私を億り人に導いてくれたP&Gの理論株価は〇〇ドル!(2022年6月期)

こんにちは。りろんかぶおです。

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では、ここから本題です。

今回は私のポートフォリオの最大の保有株であるP&Gの理論株価分析です。

<りろんかぶおコメント>



りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★★

1. 企業概要



・P&Gは、シャンプーや髭剃り、洗剤、おむつなどの生活必需品を販売する世界的消費財メーカー。

2. 業界展望



・生活必需品セクターゆえに、人類が生活を営んでいく限り必要な商品群。

・世界人口の増加、途上国経済の発展は、P&Gのような世界的企業が販売する優れた商品需要を後押し。

・消費剤の為、購入サイクルが短く、ロイヤルティの高い顧客を獲得できれば定期的に売上がたつ優れたビジネス。

3. 個別企業競争力



・P&G個社の競争力に関しては、非常に高いと考えます。

・なぜなら、P&Gは高品質製品を作り出すことと同等以上に商品のマーケティングに力を入れているため。その優れたマーケティング力により各商品が強いブランドを持ち、「これを買えば間違いない」と自然と手が伸びるブランドを確立している。

・P&Gはブランドがまだ重要視されていなかった1931年にブランドマネジメントという概念を発表。今ではマーケティング戦略、ブランド戦略において他企業の模範となる企業。

・ブランドマネジメントとは、個別商品を、ブランドを単位として管理すること。売り方や広告の仕方も含めたブランドという抽象的なものをマネジメント・育成するという考え方。各ブランドにはブランドマネジャーが存在し、全ての分野はブランドマネージャが戦略を立てる。利益の先には常にブランドマネージャがいて、マネジャー同士の競争もあります。強いブランドを作るという企業文化があるのです。

・例えば我々がシャンプーを買う時の決め手は何でしょうか?多くの人はスーパーのシャンプーコーナーに行き、多くの商品がずらりと並んでいるのをみて正直どれを選べばいいか悩むはずです。

・シャンプ―は自分の頭皮につけるので、ある程度の質は求めたい。一方で、商品の説明書きを見たところでシャンプーの質を定量的に測ることはできない。

・そうなると、だいたいの人は「みんなが使っているものなら間違いないだろう」「商品棚で一番目立つところに多く並べらているものがいわゆるみんなが使ってるものだろう」と考えます。加えてその商品が自分も知っているブランドでかつ、値段も特別安いわけではないけど、特別高いわけでもないということであれば「この商品にしよう!」という購買行動になると思います。

・ここで、購買基準となるのは、「みんなが使ってる」「商品棚の一番目立つところにいっぱいおいてある」「自分が知ってる」等といった点です。(実際にはもっと違う視点もあると思いますが)

・P&Gは消費者のこういった購買行動を長年ものすごく研究し、その上で、CM等の広告を作ったり、商品パッケージを作成したり、小売店に対して商品の陳列方法の提案・交渉を行ったりしているのです。ブランド価値を高めるために、この全てが徹底的に考え抜かれているのです。

・マーケットリーダーゆえに大量生産によるコストリーダーシップがあり、それゆえに他社よりもマーケティングに予算を割り当てることができ、売れる商品だからこそ商品陳列方法に関する小売店との交渉も他社より優位に進めることができるのです。

・このようにマーケティングのプロフェッショナルであり、長年の知見も豊富で、既にマーケットリーダーで強いブランドを確立しているP&Gの競争優位性は今後も永続するものだと思います。

<理論株価>


193ドル(2022年6月30日時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>



1. Beauty (全世界マーケットシェア:約20%)
シャンプ―、コンディショナー等のヘアケア用品やスキンケア用品の販売。主要ブランドは、Pantene、SK-II等。

2. Grooming (同約60%)
主に髭剃り商品の販売。主要ブランドは、Gillette等。

3. Health Care (同約20%)
歯磨き粉などのオーラルケア商品、サプリメントなどのヘルスケア商品などの販売。主要ブランドはCrest等。

4. Fabric & Home Care (同約25%)
洗濯用洗剤、食器用洗剤、消臭剤芳香剤などの販売。主要ブランドはDowny、Tide、Febreze等。

5. Baby, Feminine & Family Care (同約25%)
オムツ等の子供用商品やペーパータオルやトイレットペーパーなどの家庭用品の販売。主要ブランドはパンパース等。

<決算情報>



・売上は80,187百万ドルと前年対比5.3%増加、Health Care部門の売上が牽引。ドル高の影響は-2%。

・純利益は14,742百万ドルで前年対比3.0%増加。しかし、営業利益ベースでは1%減。粗利率が51.2 %から47.4 %に低下したことが主因。原材料費高を筆頭に、物流費高、製造コスト増などが主因。これらのマイナス要因を、実効税率の低下、金利支払い減、前期に債務の期前返済ペナルティ計上、のプラス要因が挽回し純利益ベースではプラスとなった。

・2022年6月期のガイダンスは以下。
売上:0%~+2%
EPS:+4%

<財務情報>

「最速でFIREしたい方限定!若くして最速でFIREするためのノウハウを大公開!完全攻略ロードマップのテンプレ付き!」については以下でまとめていますので是非こちらもご覧ください。

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りろんかぶお

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