見出し画像

【ジョンソンエンドジョンソン】 世界でたった2社にしか与えられないS&P最高格付AAA企業の理論株価は?(2022年12月期)

こんにちは。りろんかぶおです。

私は31歳でFIREを達成し、noteでは「サラリーマンでも若くしてFIREするための具体的な方法を発信」しています。

私がFIREしようと思った理由や、経緯については以下でまとめています。

また、「最速でFIREしたい方限定!若くして最速でFIREするためのノウハウを大公開!完全攻略ロードマップのテンプレ付き!」もあわせてご覧ください。

では、ここから本題です。

<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★☆☆

・ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)は米国の大手ヘルスケア企業です。JNJといえば、S&P格付けにおいて世界中でたった2社にしか与えられていないAAAの称号を与えられている超優良企業です(もう一社はマイクロソフト)。

・JNJは、消費者向製品、医療用医薬品、医療用機器の大きく三つの部門があり、どの部門も非常に競争優位性がありますが、中でも随一は医療用医薬品です。売上に対する税前利益率はなんと30%を超える超高収益の分野です。

・医療用医薬品に関して言えば、競争優位を与えている最大の要因はやはり特許です。特許があるからこその超高収益なのです。一方、特許には期限があるので、現時点で特許があることが超長期で見た場合の競争力とはならず、長期的に見ればニーズのある医薬品を生み出し続ける研究部門の強さが競争力の源泉となります。

・この点、JNJは長年のノウハウがあり、研究施設も充実しており、優秀な人材の採用にも力を入れ、なんといっても、毎年$10 bil前後の研究開発費を投じているので、ここが他社を寄せ付けない競争力の源泉となっています。

・但し、優れた研究開発体制の整備は他の大手製薬会社も同様に注力しており、競合他社と比較したときに、特別な競争優位性というのは発揮しづらい業種ではないかと思われます。

<理論株価>

220ドル(2022年12月31日時点)

※ 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に2%(米国の平均インフレ率)ずつ成長していくと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。

<セグメント毎ビジネスモデル>

Consumer(近々分社化予定)
・消費者向け製品販売。主力製品はスキンケアのニュートロジーナやアビーノ、バンドエイド、コンタクトのアキュビュー等。

Pharmaceutical
・法人向け医療用医薬品販売。がん、免疫疾患 、精神・神経疾患(中枢神経・疼痛)、ワクチン 、代謝・循環器疾患の5つの疾患領域における医薬品がメイン。

Medical Devices
・法人向け医療機器販売。外科、整形外科、眼科、循環器、がんなどの分野の治療に関する医療機器がメイン。

<決算情報>

・売上は94,943百万ドルと前年対比1.2%増加。主力のPharmaceutical部門で、売上高No 1のSTERALA(免疫薬)、No2のDARZALEX(腫瘍薬)などが牽引。数量ベースでは+6.9%の伸びを示すも、値下げ-0.8%、為替-4.8%が一部相殺した。

・純利益は17941百万ドルで前年対比14.1%減少。前年は海外子会社の持ち分変更に伴い税率が下がっていたが、今年はその効果がなくなり税負担が増えたことが主因。またコロナワクチンからの撤退コストや原材料価格高騰による売上総利益の悪化も関係。

<財務情報>



「最速でFIREしたい方限定!若くして最速でFIREするためのノウハウを大公開!完全攻略ロードマップのテンプレ付き!」については以下でまとめていますので是非こちらもご覧ください。

以上


りろんかぶお

Twitter:https://twitter.com/nrhr5342

ブログ:http://buffettbu.jp/

いいなと思ったら応援しよう!

りろんかぶお
もしこの記事がためになったなと思えた方はサポート頂けると喜びます(^^) 今後もっと皆さんにとって有益な記事を書くための活動費として使わせて頂きます!