兄弟児2


こんにちは、この話はここからも読めますが前回の記事の続きに近い形になっています。良かったら読んでね。


〈前回のお話〉

父(40) 母(40) 私(18) 妹(15) 弟(15)
21で子供を作った父と母!当時父は在学中でさらにまさかの留年!?
3年後には双子が生まれて片方は障害持ち!?どーなっちゃうのー!?

〇悪夢の始まり


時は遡り私が2歳の頃、ようやく大学を卒業することのできた父、歩けるようになった私、母は小さなアパートに引っ越しました。
42㎡、3kです。
赤ちゃんと大人二人が住むには十分です。

しかし父はそこから16年立ち退くことはありませんでした。もちろん私達も大きくなりそこに5人暮らしです。 

〇勉強を邪魔する両親


私と妹の机はキッチンの隣の部屋。隣というかほぼ併設。
衣装部屋兼勉強部屋となっています。
人の出入りも多く、料理の音はほぼ直聞こえてきます。
オマケに父は料理する時に家中に響き渡る大音量でアニメを流すのです。(休日は昼と夜)
しかもお酒を飲みながら大きな声で独り言を言いながら見ます。ぶっちゃけこれが一番ストレスです。
私たちが学校の定期試験前であろうが、受験1か月前だろうが、前日だろうがお構い無しです。
平日は母がご飯を作ります。母は夕食を作る時音楽を流します。これもまたかなりの音量です。でないと料理の音で聞こえませんからね。
私たちは父を怒ることができません。なぜならここは俺が借りている家だ、文句があるなら出てけと言うからです。
私たちは母を怒ることができません。
なぜなら母は毎日弟の世話、父親のあつかいに疲れて休まる暇がなく、料理中に音楽を聴くことが母のほとんど唯一の心の休暇であることがわかっているからです。
私と妹は本当は無音の中で勉強することが1番効率が良いことを知っていますがこんなにうるさくては気が散る上ストレスです。

〇引越しと父

高二の春には父に関することだけ母に伝えたところ同情してくれ、私が高二の頃には引越しが話題に上がっていました。
父からもお前らの進学先が決まったら引越しする、と言葉が出ていました。でも、引っ越さないと高三の冬に言われました。もう進路も決めちゃったので遠くの大学にして寮に入ることもできません。(弟は支援学校に通っていてバスポイントの変更が厳しいので今の家付近で家を探す予定でした。)
絶望して、何日も泣きました。
何をどう考えても解決策がないことから何度も死にたいと思いました。
特に辛かったのは頑張ってカウンセラーさんに相談したのに結局家庭のことだから、と大人もどうにもできないことや18歳になってしまったので児童相談所が使えないことでした。
なぜ父は頑なに引越しを嫌がるのでしょうか

引越しをしたくない父の言い分についてはまた次にあげます。
読んでくださりありがとうございました。次回も呼んでくれると嬉しいです。
>次回




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