「青と海-航海」 / 時と歳

扇風機にあたって、タイムワープのように想像の海を漂う。雲の合間を縫う。君の脳のうねりを越えて、尾根のように船を揺らす波に応える。君の記憶に僕を移して映す。そういう妄想をする年齢。君と話す時は、拙い語彙で自身の気持ちを表現し、話しながら理解して、後悔する。そういう年齢。入道雲を見て、自分がそういう年齢であることを無意識に疑わない年齢。

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