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『わたしはあかねこ』という絵本がとても素敵であかねこをWAKUTOKIのロゴにしようかと思ったはなしのビックリなオチ

相内です!

きのうは内閣府が主催する、子供・若者支援育成のための地域連携推進事業〈北海道・東北ブロック研修会〉にて第二分科会のファシリテーターを務めさせていただきました。

このイベントがどんな空気感なのか、しっかり肌で感じてから場に立とうと午前中の基調講演から参加してきたのですが

認定特定非営利活動法人日本NPOセンターの代表理事である荻原なつ子さんのお話しが軽快で面白いうえに、

背景知識や哲学の厚さがひしひしと伝わって来て、とても勉強させていただきました!

その中でも特に感動したのが、萩原さんが紹介してくださったわたしはあかねこという絵本との出会いでした。すぐ買っちゃった!

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カンタンにあらすじをご紹介すると、あかねこは黒猫のお父さんと、白猫のお母さんから生まれました。兄弟はみんな、黒か白い毛色です。

本人はあかい毛をとっても気に入っているので、みんなと違うことを気にも留めていないのですが、親や兄弟はあかねこを黒色か白色にしようと、来る日も来る日も、手を変え品を変え挑戦します。

それに嫌気がさしたあかねこは、ある晩こっそり家を飛び出て、ひとりで生きていくことを決めます。

そうして旅立った先で、青い毛がとってもキレイなあおねこと出会い、仲を深め、オレンジ色や紫色などの、カラフルな子ねこたちを授かりました。

ざっくり、こんなお話しです。

絵本はここでおしまいなので、その後のことは書かれていないのですが、あかねこたちは、きっと家族みんなで幸せに暮らしただろうと思いませんか?

なぜならあかねこは、周囲が言う『普通』の押し付けから逃れて、自分らしさを認め合える場所を見つけることができたからです。

この絵本に描かれている

①自分の感性に従って行動を起こし

②困難を乗り越え

③自分が自分らしく居られる場所を見つけ

④理解者と一緒に幸せになる

という、あかねこが辿ったプロセスは、とても重要な示唆に富んでいて、ぼくらWAKUTOKIが伝えて行きたいビジョン「すべての人生に、自分らしさを」とピッタリ一致すると感じました。

自分らしく生きるには勇気も必要で、辛い時もあるかもれしれません。でも自分の選択でそうした困難を乗り越えることができたとすれば、必ず自分が手にしたい幸せな状態にたどり着けると思うんです。

そのためには、いくら親や家族でも、自分らしさを認めてくれない人とは距離を置いて良いとぼくは考えています。無理してそうした人の側にいるよりも、自分らしさを発揮しながら毎日を過ごせるほうが、確実に幸せだと思うからです。

でも、「自分らしく生きられないのなら、親や兄弟とも離れるべきだよ!」なんてことを大上段から持ち出すと

「それは、あんたが特別強い人だからできることだよ」とか

「私にはそんな決断できません・・・」

と反発や落胆を招く結果につながるのが目に見えています。

そう言われるとこちらも返す言葉がありません。

でも、寓話を紹介して「このお話しに潜んでいるメッセージって」と話し出すことができたなら、だいぶテイストが変わります。今回の萩原さんのお話しぶりもそうでした。

人は正しい意見を直球で投げつけられると、踏ん張って押し返そうとする作用が働き、かえって意見を受け取れなくなってしまうことが多々ありますが、

ある物語を通じて象徴的な示唆を提示されると、同じことを直接的に示されるよりも、ずっと楽にその考えを消化することができる場合があります。

だから『わたしはあかねこ』の絵本は、WAKUTOKIの主張を柔らかに伝えるために効果的で、とても重宝する絵本になる可能性を感じました。少なくともぼく個人は、今後この物語を折に触れて使わせていただこうと思います!

仕事で行った場でしたが、貴重な出会いを得ることができ、仕事をくださった方々、お話しくださった荻原さんに大感謝な一日でした!


さて、余談ですが、

あか色の自分が好きなのに、黒色か白色の「普通」になるようくり返し外圧を受けているあかねこの姿を絵本で読みながら、

負けるなあかねこ!自分を貫くんだ・・!とめっちゃ感情移入していた自分がいまして、あかねこが意を決して家を出て行くことを決めた時には、ぼくの心のボルテージはマックスでした。

自分の感性に従って家を出ていくあかねこ、まだ若いだろうに、ほんと偉いよ・・・・!ゼッタイ幸せになって欲しいよ・・・!

だからこの気持ちを止められないまま

「きのうあかねこの話しと出会って、すごく感動して、こうやって自分らしさに生きている存在を我らのロゴにしてみたらどうかな!?きっといいと思うんだよね!」

とWAKUTOKIメンバーへ興奮気味に伝えてみたんです。

そうしたらあるメンバーから、こんなメッセージが返ってきました。

「いい話だよね!ただ、猫アレルギーなんだけど、、、、」

ね、ね、ねこアレルギー!?

うそーーん、それは全く想像もしてなかったーーーーwww

すごく興奮していた自分とのコントラストが明確で、急に恥ずかさを感じた瞬間でした。


あげくの果てに

「え?ちょっと突然のことすぎて気持ちが追い付かないんだけど!?」

というあるメンバーの返信に「この気持ちが分からないなら解散だ!」と冗談でメッセージを返したら

「そういうことは冗談でも言ってはいけない」とイエローカードを提示されました(涙) 次からはテンションの上げすぎに気をつけます、ごめんなさい。。。


ちなみに、ここまで2,000字に及ぶ文量でねこへの熱い気持ちを書いてきたのですが、

最後に一言だけ自分の感性に素直に従うと、

ぼくは「犬派」です。


相内 洋輔

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