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東京支部便り Vol.3 2年ぶりの岡山帰省、街を歩いて思うこと。

 こんにちは。東京支部のなおです。
オミクロンは今がピークなのでしょうか。もうこれを最後にして欲しいと思いながら過ごす毎日です。皆さんいかがお過ごしですか。



 昨年末からお正月にかけて、なんと2年ぶりに岡山に帰省しました。
こんなに長く岡山の地を踏まないことはなかった、、、。ドキドキしながら岡山駅に降り立ってから、すぐに夜の西川緑道公園へ。

西川のイルミネーションがバージョンアップしている!

水上テラス近くの白鳥像がライトアップされてる!

イルミネーションを見ながら人がたくさん歩いてる!

そんな小さな発見をして、ちょっと感動。

また別の日に、日中の街なかを歩きまわってみると。

県庁通りの一車線化が進んでる!

建設中の岡山芸術創造劇場、デカイ!
下石井公園に新しい建物できてる!
などなど、変化に驚くことばかり。


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 さらに、一番街&さんすて、イオン、高島屋、天満屋のお買い物コースを一通り巡ってみたところで、ちょっとした違和感を感じ始め、、、。
 建物の中にはたくさん人がいるのに、通りを歩いている人がこんなに少ないのはなぜ?「人は街にいるのに、街に賑わいが感じられない」違和感。岡山は、街の規模に対してハコモノが多すぎなのでは、、、。

 岡山市は、街に回遊性を持たせるための取り組みを長年しています。でも、実現はなかなか難しいということを現状が表しているのかもしれません。
 人が街を回遊するには、人と街との接点を増やす方法を考えることになります。
一車線化になった県庁通りを歩いてみると、まだ寂しくはあるのですが、美味しそうなパン屋さんや新しいカフェができていたり、かつてはコンビニだった場所がお洒落なショップに変わっていたりと、人と街との接点が少しずつできているような印象を持ちました。通りに賑わいを持たせるために、きっと誘致に尽力されている存在があるのだろうと思います。

 さらに後押しする方法としては、路面店にチェーン店ではなく個性的なショップを増やすためのスモールビジネス支援や、それらテナントを入れた家主さんの一定期間の税制優遇なども考えられます(家賃を抑えるため)。
 そんな制度的なこともありますが、街に変化を作るのは、場所を持つ家主さんや資本を持つ企業だけの責任でもないし、制度を司る行政だけの仕事でもないと思ったりします。実は、個人の力が一番効率が良かったりするのでは、と思います。

 私は今、東京に住んでいますが、時間がある時にはまだ行ったことのないエリアを特に目的を作らずに歩いてみています(ちょっとした趣味)。惹かれる路地があったり、いい感じのカフェに出会ったり、江戸時代からありそうな木があったり、昔に思いを馳せる地名があったりと、時々小さな発見があります。面白い場所が見つかったら、好みが合いそうな友達を次に連れて行ったり。友達たちが気に入ったら、他の人を連れて行くかもしれません。
 また仕事柄、数ヶ月にわたって一つの街を取材することもあります。そうすると、街の人からとっておきのお店を教えてもらったり、歴史を知ったり、今の街の動きや人間関係を知ったりします。小ネタをたくさん仕入れると、やっぱり周りの人に教えたくなるんですよね。友達たちが、東京の有名どころにもう飽きたなら、自分が面白いと思うところに連れて行きたくなるんです。

 つまり、人と街との接点を作るのは「人」なのではないかな、と。媒介があると細胞分裂が起こりやすいように、街に賑わいを起こすには、人が媒介になればいいんじゃないか、と。それだったら、一個人でもできることですしね。

 何十年も住んで知り尽くしているような岡山でも、歩いてみると発見があり。今回の帰省で歩いて見つけたものは、再開発で今まで隠れていたところが恥ずかしそうにあらわになっている場所や、このエリアはこういう分野に力を入れているのか、とか思いながら歩きました。

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 そんな小さな発見をし、面白い場所は誰かに教えてあげる。できれば連れて行く。その時点で、人と街との接点を作っていることになるので、超アナログなことを侮ってはいけないな、と思ったのです。

(でも今の時代、テクノロジーが人が街との媒介になることをさらに後押しするかもしれません。そんなカタリスト的テクノロジーを私が所属する会社で開発中で、これはまた別の機会にお知らせしたいと思います(ちょっと宣伝(笑)))。

 特定の業界や分野、場所、人をよりよく知り、スムーズに事を運ばせるために、「共通言語を持つ」とよく言います。岡山の街に回遊性(もしくは賑わい)を持たせるための共通言語は、大きなハコの中には無いはず。街の中に散りばめられた点を見つけて、それを共通言語にすることが、人が街を回遊するヒントになるかもしれませんね。

 また次に岡山の街を歩き回るのが、今から楽しみです。今年は、もっと帰省できますように!!



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