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日本語"能力"でもなんでもない日本語"能力"試験JLPT

I can 「能力がある」

Q:車の免許
44%しかできなくても、免許付与します?
56%もできないのに、公道走らせます?

渋谷のスクランブル交差点前、走らせます?
その資格を付与します?


Q:日本語能力
56%もできないのに、合格です(N5)
45%もできないのに、最上級合格です(N1)


半数近くわからなくて、会話できます?
コミュニケーション取れます?

合格判定


以前から提言しておりますが、
そもそも現状の日本語能力試験は、

日本語「知識暗記力」試験。


日本の教育機関が大好きな「暗記力」試験。
さらに心理学まで活用した、いじわるな引っかけ問題試験。(参考記事↓↓)

こんな愚策をいつまで続けるのでしょう?

文句ばかりのクレーマーだと思わるのもいやなので、改善策も提言します。

改善策

日本語能力試験を管轄する国際交流基金内には、
Can-doセクションがあり、日本語Can-doがとても秀逸に体系化されています。

「能力=Can-do」試験であるなら、すでに体系化されている「Can-do」をもとに全面改訂するべきです。

使えるか使えないか。
できるかできないか。

能力とはこういうことです。
日本語学習者が求めていることもこういうことです。

「先生、この文法はいつ使いますか?」
「現代ではほとんど使いません。論文や官僚の文言などに若干みられる程度です」
こんな文法や語彙の暗記力、外国人が日本で円滑に生活を営むため*に必要ですか?
*日本語教育推進法・第1条より


国際交流基金さんと日本語国際教育支援協会さん、

「日本語学習者ために。」
ユーザーファースト

この視点になれば、見えてくるはずです。

どうぞよろしくお願いいたします。

p.s 国際交流基金さんと日本語国際教育支援協会さん
いつでも改善策のサポートをいたしますので、お声がけください。




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