私の使命
今年初夏に担当した患者さん。90歳代の高齢のご婦人でしたが、よくよく話をしていると...なんと!以前私が大変お世話になった方のお母様であることが発覚!!
これもご縁だなぁ✨と思いつつ...入院中は日々、理学療法を行っていました(^-^)
そのご婦人、リハビリの時間には必ずそのお世話になった娘さんのお話をしてくれて。
「うちの娘はスゴいんだよ!仕事を夜遅くまでやりながら、いつも私のことも考えてくれて。本当に優しい子で私の誇りなんだ❤」と(*^^*)
私、その話を聞く度に
「素敵な親子関係だなぁ~♪」と思っていました。
お世話になったその娘さんとは面会時間が合わずお母様の入院中には全くお会い出来なかったのですが...
先月、バッタリと近所で再会(^-^)❗
そこで、私
「実は、お母様が入院中のリハビリを担当させていただいていたんですよ♪」とお伝えすると、とても驚かれて!
リハビリの時に話してくれた娘さんへの話をお伝えしたのです。
すると...
なぜか?突然、泣き出してしまった娘さん💦
私、何かマズイことを伝えてしまったかな?!とドキドキしながら、どうしたのかをお訊きすると。
「私ね、子どもの頃から一度も母に褒められたことがなかったの。結婚してからもずっと同居してきたけど、口を開くと私には文句ばかりで...
だから、あの母の口からそんな言葉が出るなんて本当に信じられない....」
と、ポロポロ涙を流して話してくれたのです。
いつもリハビリ中、私には当たり前のように娘さんの話をしてくれていたので、私も本当に信じられなくて。
娘さんには直接は伝えられないけど、私を介して伝えてくれたんだなぁ✨と感じました(^-^)
そして。あれから、一ヶ月。
今週、その娘さんから電話があり、
「先日、河合さんに母の話を伝えてもらった直後、母は他界しました。
きっと母は自分の最期の言葉を河合さんに託したんだと思います。
私も河合さんの話を聞いた後だったから、本当に心から母に「ありがとう」って伝えられました🍀」
って...
母子の関係は難しい。
期待をしているからこそ厳しく接したり。親子だからこそ照れて素直に伝えらなかったり...
電話で娘さんの話を聴きながら、二人の関係を思い、私も思わず泣いてしまいました...(T_T)
そして、
この理学療法士という仕事をしていくことは、単に運動能力を上げるとか、歩けるように...だけでなく。
本当に、人の人生に関わる仕事をしているんだなぁ!と改めて感じました(^-^)
やっぱりこの仕事が好きだなぁ~❤
このご縁に感謝...🍀
お母様のご冥福を心からお祈り致します。