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「1人の大人として必要とされる」早期に社会性を育む"部活動指導員とは”

こんにちは!JSS noteライターの佐藤です。

未来を担う子どもたちがより良い環境で学校生活・部活動生活をおくれるように、一人でも多く明るい未来へ進めるように。そんな想いで立ち上げた「NPO法人日本スポーツ支援振興協会( JSS)」

今回の取材は、実際に子供達へ部活動を指導する<現役大学生>の指導員3人へそのやり甲斐や活動内容について伺いました!子供達を指導する中で得た知見はどのように彼らの生活に活かされているのでしょうか。

今後、部活動指導員になってみたい!興味がある!という方に有益な情報になれば幸いです。はじめに、部活動指導員の詳細がわからない!という方は過去の記事をお読みください♪

指導員になることを勧めたい!3人の現役大学生がそう答える理由とは?

今回取材をさせていただいたのは、現役大学4年生の大友さん、柳さん、星野さんの3名。社会に出る前に十分に経験を積んでおきたいという前向きな思い、また何より、サッカーが大好きという点、子供達と関わる中で自身の成長を楽しみたいと部活動指導員を志望しました。

アンケートより

週に1~2回のペースで子供達を指導しているメンバーも。学業、アルバイトなどの割合も考えると、かなり積極的に参加をしている様子がうかがえます。

佐藤:部活動指導員のやりがい・成長したなと感じるのはどんな点ですか?

自身の新たな一面を発見できました。これまでは、サッカー選手であり学生であった自分が、1人のコーチとして、そして大人として、生徒や先生方と関わらせて頂いたことにより、「言葉の伝え方」や、「日頃の振る舞い」など、サッカーとは別のところでも大きく人として成長できたと感じています。(柳さん)

アンケートより

「教える」ことを意識し、相手にどうしたら伝わるか?の方法を模索するようになりました。学生としてプレーしている時は感覚などでプレーするだけでしたが、指導員を通じて自身がプレーしていた一つ一つを言葉で伝えることをすることによって、どの形を取れば良いボールが蹴れるかなど言葉を上手く使うことができ、指導者として少し成長出来ました。指導時に選手達にはプレーの動きを噛み砕いた言葉で使えることを繰り返した事で、相手に伝えることの難しさ、言語化することの大変さを学んでいると思います。(星野さん)

アンケートより

多くの中学生と関わる中で、たくさんの個性があり、その人その人に合った関わり方が必要で、対応力が身についたと思います。(大友さん)

アンケートより

それぞれが「生徒」ではなく「指導者」としての生活を送ることで、大学生生活だけでは得られなかった気付きや学びがあることが伺えます。取材では自らの成長と変化を身をもって体感したことで、他学生にもぜひ指導員としてのプレ社会人体験を強く勧めたいと思っているのだと答えてくれました。

実際に社会に出てみると、学生気分が抜けずまるでお客様のように受動的に成長の機会を待っている人もたくさん存在します。残念ですが、そのような人間性では組織からも社会からも必要とされませんよね・・・・

彼らのように、自ら身を置く環境を変える、その環境を選択できることは社会人生活に向けて早期成長の場になるとJSSは考えています。

自分の成長だけでなく、相手の成長も喜べる。そんな人間性を育む。

子供達からのお礼メッセージ

指導を通して、子供達のスキルアップや人間性の成長にも関われることは自身の成長を超えての喜びがあるといいます。中でも子供達を指導する中で印象に残ったエピソードを伺いました。

同じポジションの中学生に動き方を教えたら、試合での動き方が良くなったこと。同じポジションとして、彼の悩みや課題に共感しながら指導ができたことで、納得度の高い伝え方ができたのではないかと思います。結果、試合で活躍できたことは私も嬉しい気持ちになりました!(大友さん)

アンケートより

前の試合の反省を選手のみでミーティングする機会を設け、そこでの反省点と自信をもってプレーできていた点が両面出てきて関心しました。それに対して次の試合では、その反省を生かし試合に勝利することが出来たことはとても印象に残っています。子供達が自分たちで考えて、行動する。欠点を指導する以上の効果があることを体験しました。(星野さん)

アンケートより
送別会の様子

直接的なサッカー指導だけでなく、子供達の人間的な成長過程に携われていることはとても印象深い経験です。最初は難しかった生徒たちとのコミュニケーションが、サッカーを通じて打ち解けることができ、サッカーの話はもちろん、学校のことやプライベートなことまで話せるようになったことは、大人として子供達を見つめるいい機会になりました。(柳さん)

アンケートより

子供達の成長を一人の大人として見届ける、指導する。こういった小さな連鎖が、未来を担う子供達の明日の行動も変えていくことでしょう。また、自己の成長を他人を通じて体験できることは非常に貴重な機会であり、社会人になって部下や後輩ができて初めて体験できるような事象を学生のうちから学べる、指導員だからこそ経験できる強みと言えます!3名の指導員が社会に羽ばたいていくのが今から楽しみですね。

JSSという組織の一員であるという責任感を持って。

指導される子供達、指導に参加する学生たちの影には活動を支えている大学の教授や中学校の部活の顧問の先生、「NPO法人日本スポーツ支援振興協会( JSS)」があります。決して一方向の働きかけだけでは成り立たない組織であるからこそ、互いの協力が非常に重要になってきます。

子供達の未来を考える、そして守るための活動に起こす。そういった目標や活動に目線を合わせるために、JSSでは定期的に働きかけを行います。

関東学院大学にて

実際に指導員として活躍していただいた3名からも以下のようなコメントも寄せられました。

中学校の顧問の先生へ
中学生の成長する姿を見られる場所を作ってくださりありがとうございます!大道中の顧問の先生方は本当に良い人ばかりでこちらも指導しやすかったですし、先生方に相談などもしやすくとても良い環境で指導員の活動をさせてもらいました。本当に感謝しています。

寺地先生、自分を指導派遣の初期メンバーとして受け入れて頂き、そして、大学との新たな繋がりを作っていただき、本当にありがとうございました。 いつも笑顔で優しく、心は熱い先生を見て、自分もこんな大人になりたいなと日々勉強させて頂きました。

アンケートより

大学の教授へ
地域の中学生との関わりは学生にとって、とても有意義な体験だとなことだと身をもって体感しました。このような機会をどんどん増やしていって欲しいです!

こういった機会を作って下さり本当に感謝しています。こういった活動が他の大学にも広がりサッカー界全体の技術向上を願っています。

アンケートより

このようなコメントを寄せてくれた、大友さん、柳さん、星野さんの3名のような双方の教育機関の架け橋となる「指導員」の存在の人間性はもちろんJSSでも重要視しており、実際に派遣される指導員の面接などもJSSで行っています。子供達がより安全・安心にスポーツができる環境を整えるために細かいケア、万全な体制を整えます。

また、今回の記事の主役となった指導員だけでなく、JSSでは引き続きご協力いただける教育機関(大学や中学校・高校)も募集しております!少しでもJSSの取り組みにご興味を持っていただけた方はぜひお気軽にご連絡をお待ちしておりますお問い合わせはこちら

最後に
この度、インタビューを受けたくださった大友さん、柳さん、星野さんありがとうございました!皆様の社会人でのご活躍も願っております!


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