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昔の名前の〇〇丸ってなに?

  1. 神様

  2. トイレ

  3. 図形の丸

クエスチョンの答え

② トイレです

「まる」の前に「お」をつけるとわかりやすいですよね。
「おまる」です。
色々な説がありますが、漢字では御虎子とすることもあるようです。

現代のイメージとしては小さい子がトイレのトレーニングに使う、アヒルやキャクターなどがついたものですよね?
昔、人の幼名に丸をつけたのはこの「おまる」が関係したようですよ。

「7歳までは神のうち。」
江戸時代によく使われた言葉です。
つまり、子どもが7歳まで育つ率がとても低い時代には、こどもは神様のものとされていて、いつ神の世界に戻ってもおかしくない存在でした。
そんなか弱いこどもに寄ってくる、疫病や魔物を遠ざけるために排泄物の入る「おまる」を名前につけて魔除けにした。という説があるのです。

これほど命が保たれるようになったのはごく最近のことです。
抗生物質は発見されてから、まだ100年経っていません。(ペニシリン発見は1928年)
ジブリ作品の風立ちぬのヒロインが患っていたのは結核で、抗生物質が世界に広まるまでは不治の病でした。
他にも樹木希林主演「あん」の主人公「徳江さん」はハンセン病です。
天然痘(疱瘡)、マラリヤ(瘧おこり)など多くの病気によって亡くなっていました。
医療と病気はいたちごっこのように解明と発見の繰り返してきました。
抗生物質のなかった昔、子供を守るには縁起に頼るほかなかったのです。

さまざまな病気の治療法も次々と解明され、出産で亡くなる人もとても減りました。
それでも、一昨年から世界を騒がせているような、新しいウイルス、細菌、克服できない病気はあるのです。

今は解明されていない病気が5年後10年後には克服されて、どの国のこども達も、元気に成長できるような世界になることを願っています。

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