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母性健康管理指導事項連絡カード、知ってる?

こんにちは。
今回は妊娠中の女性がつらい時期に利用できる連絡カードについて。
「母性健康管理指導事項連絡カード」
男性の方々、聞いたことありますか?
妊娠中のパートナーさんがいらっしゃる方は知っておくと安心ですよ。

当法人のLINEオープンチャットでは、6割の方が知らないとの回答でした。

あまりにも堅い説明ですね😅

要は妊娠中の女性労働者が、妊娠による体調の変化に対して医師から指導を受けた場合、その内容を事業者に向けて「こんな指導をしているので、勤務上でも対応してくださいね!」と言うカードなのです。

例えば、医師から「つわりがひどく、しばらくお休みが必要です。と指導しました。」に対して、事業者は「医師もこう言ってるし、仕事のお休みを調整しよう」など、対策をきちんと考えてくださいね!というものです。

妊娠初期は特に体調の変化が著しく変化しますよね。
しかしお腹はまだ目立たないので、周囲には妊娠が分かりづらく上に
妊娠初期は流産の危険も高いのです。
職場の人に言いずらいので、直属上司にしか話をしていないと言う人もいます。
そのため、こういったカードをうまく使いながら医師、事業者とうまく連携取って妊婦さんを守る事が必要になっていくのですね。

パートナーの体調が思わしくない時のパパミッション


⭐️使えるツールを探そう!

就労している妊婦さんに使えるツールは意外にあります。就業規則の再確認と人事課への相談などなど。
パートナーさんの体調が妊娠によって変化するときは、医師や助産師にも聞いてみるといいですよ。

⭐️健連絡カードがなぜあるか考えよう。

女性の社会進出はすでに当たり前の時代です。
妊娠しても就労を続ける人も多くなりました。
一方では、少子化という問題も横たわっています。
就労する女性が職場において女性性が尊重され、働きながらでも安心して妊娠を継続し出産する事は、企業が取り組むべき課題でもあるからです。
逆に言えば、これまで女性の置かれていた状況はどうだったか?と言うことになりますよね。


以前、とある団体とのミーティングで、

そもそも、女性がつわりなどの苦しい状況であることを周囲に伝えることができない職場環境はおかしい!

と言ってくれた男性がいました。
妊娠期のつわりは、ひどい食中毒の状態に似ています。そんな状況下で昼も夜も関係なく数ヶ月過ごすのです。
想像すると体調が悪い人が我慢し続けるのは、当たり前に変なことではないでしょうか。
『妊娠って病気じょないよね?』
たしかに、妊娠は病気ではありません。でもいつもの体調ではない。
以前よりは改善されたものの、現実として妊婦さんが置かれている状況は未だ見直す余地があるのです。

今回は少しお説教ぽくなりました😅
妊娠初期から男性としても女性としても、妊婦さん(お腹の赤ちゃん)に何ができるか考えていくと、世の中も変わるかもしれませんよね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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