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お産の時の呼吸法は?

  1. 深呼吸

  2. 胸式呼吸

  3. 腹式呼吸

クエスチョンの答え


③ 腹式呼吸です。

腹式呼吸の効果とは

なぜ腹式呼吸?
高校生頃の保健体育の授業で、自律神経には交感神経と副交感神経がある
ことをを習ったと思います。

交感神経は覚醒の神経、副交感神経は鎮静の神経。
(一部の臓器では逆もあります。)
腹式呼吸は副交感神経神経を刺激して、リラックスを促します。
眠っている時の呼吸を思い浮かべてみましょう。
深い呼吸になっていますよね。
この深い呼吸は、体を落ち着かせ酸素を多く取り込むことができるのです。
そして体の回復も促します。
お産の時、子宮の中にたくさん酸素を取り入れるには、腹式呼吸が適しています。赤ちゃんに酸素を与え、ママのリラックスと体力の維持に役立つのです。

赤ちゃんが産まれる間際には、陣痛が来ている時にいきみが入ります。
いきむ時にはママは息を止めるので、赤ちゃんにとっては一時的に酸素が少なった状態になります
それを補うために、腹式呼吸を使って赤ちゃんにたくさんの酸素を送ってあげます。
女性は普段、胸式呼吸が多いので急に腹式呼吸を!と言われてもなかなか難しいものです。
まして陣痛が来ている最中は体も心も極限状態です。
焦ってしまって上手くいかないことも多々あります。


出産間際のパパミッション

★ママと一緒に腹式呼吸の練習をしておこう!

腹式呼吸の特徴は、息を吸うより息を長く吐くことが大切
4秒吸って、8秒かけて少しずつ息を吐きます。
息を吸う時には、鼻から吸ってお腹を大きく膨らませます。
息を吐く時には、お腹がぺちゃんこになるようにはき出します。
これを眠る前でもいいので、ママと一緒に数回/日で練習してみてください。お産の時はびっくりするくらい上手になっていますよ。
また、今後の育児や仕事でも腹式呼吸は役立ちます。
日常でイライラする時も腹式呼吸を数回してから相手に向き合うと、
冷静に対応出来ます。

最近は不眠の治療にも腹式呼吸が使われているんですよ!
寝付けない時にも使えるので、今後に備えてぜひおすすめです。

★リラックスを身につけよう。

腹式呼吸と同時に身につけたいのが、体の力を抜く練習。
男性は裸足で箪笥の角に足の小指を思いっきりぶつけたイメージを
してみてください。
痛みがくると人間は無意識に体を固く緊張させ、痛みが落ち着くのを
待ってしまいます。
しかし陣痛が来るたびに緊張し続けることは、ママの疲労に繋がります。
また体を緊張させることによって、痛みをより強く感じるようになって
しまいます。
陣痛がある時には腹式呼吸をしてやり過ごし陣痛が落ち着いたら大きく息を吐いて、顔、肩、腕、足の力を抜きます。
練習は簡単!!
1・2で顔と肩に軽く力を入れ、3で息を吐いて力を抜く。
これも呼吸法と一緒に練習してみましょう。

立ち会い分娩を検討している場合、呼吸法のリードをパパが担当することもあります。
ママをリードできるように身につけておくとママはとても安心です。
この機会にぜひ練習して腹式呼吸法に自信をつけてくださいね。


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