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【NPO法人ある】設立にあたって

私たちは就労支援施設で出会い、その施設がなくなることをきっかけに「自分にとって居心地の良い居場所やはたらきかたを自分たちで探してみようか」と集まりました。
しかしながら、自分らしさにつまづきがちな私たちは、「あ、やっぱ無理かも!だめかも!だめだわ!だめに決まってる!来世でやろう!そうしよう!」と諦める理由を探す名人です。 
だから、自分らしく過ごせる居場所や、はたらきかたが、きっと『ある』と信じたこと、行動できたことを忘れないように法人名を『ある』としました。 
「自分にとって良い」というパーソナルなテーマの探求を「当事者研究」と捉え「やってみること」を大切にして活動していきます。
「過ごしてみる居場所 」「はたらいてみる体験」「それらの体験をシェアする場」を共にしながら、「自分にとって良い」に少しずつ向かっていきたいのです。

大切にしたいこと
「やってみること」を大切にするために失敗や、やり直しを大歓迎することを大切にしたいと考えています。
そして「自分と向き合い、自分と対話し、自分を愛する」ことを目指していきたいと思っています。
目指すことがポイントです。だけど諦めているわけではないのです。諦めそうになることはたくさんありそうです。もうやめた!と思うこともあるかもしれません。
だから「やり直しを大歓迎する場で、やってみる。やりっぱなしにせずに振り返ってみる。まあまあしんどそうだから一緒にやってみる。」
そんなことを繰り返してみようと話しています。 

「当事者研究」を通じて考えていきたいこと
「非支援×関わり」
被支援者:支援される人というという役割が、当事者から当事者性を引き剥がす側面もあると仮定し、「支援者と被支援者」ではなく「当事者研究を共にする仲間」という互恵的な関係構築の可能性とその効果
「当事者のニーズから出発する就労支援」
当事者と一緒に「支援」というニーズについても考えていきます。
なぜならば「支援を必要としながらも叶わなかったニーズからこの法人が生まれたので、非支援的な立場の可能性を模索するだけでは「あの時どんな支援があると良かったのか」という問いの回答にならないと考えるからです。この問いを 「当事者のニーズから出発する就労支援」として「非支援」と「支援」という「居場所・環境」の多様性を当事者と一緒に考えたり、地域の中に提案したり、作ったりできたらいいなと考えています。


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