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「境を越えて通信」Vol.37-2022年8月号-

今月のアート


活動報告

境を越えてフォーラム2022 登壇者集合写真


今月のPick up

ハートネットTV「みんなの選挙~投票、行ってみませんか?」

当日の番組より

「俺たちって、選挙のとき介助者と一緒に行くのに書くときは介助者に書いてもらえないんですよ~!というか、中まで介助者入れないんです。代筆担当の方に書いてもらうので、なんか嫌だなって思っちゃって、今回の選挙は天気もそんなに良くなかったし、実は行かなかったんです。」

これは、今回の選挙を終え、ある当事者の方に選挙に行きましたか?と質問をしたときの返答です。

この方は24時間介助が必要なレベルの方である方です。様々な書類へのサインは全て介助者が代筆しますが、選挙だけは代筆は認められていないということになります。介助者(支援者)の付き添いは原則投票所外までで、特別に必要と認められた方に限り認められるようです。
つまり、この当事者の状況は、発話が可能であることから特別であると認められなかったということになります。

当日の番組より

7月5日20:00に放送された「みんなの選挙~投票、行ってみませんか?~」に当法人の理事長岡部宏生がチャットにて参加させていただきました。

当日の番組より

「障がいをもつ人の選挙に対しての大きな課題の一つは、郵便投票が可能とされている障がい者の区分が大変厳しいことだと思います。不正を防ぐためだと聞いていますが、何か方法はないでしょうか?」という内容をお伝えさせていただきました。

実際に放送では、様々な障がいをもつ当事者の方の困りごとがあがっていました。“障がい”と一括りにされがちですが、程度や状態はもちろん、疾患によっては日内変動があるものもあり、この日と決められた日に必ず行ける方はどの程度いるのでしょうか。
郵便投票による不在者投票区分がもう一歩でも実際に即した状態に近づくことは、より多くの当事者の方の参加を促せることにもつながると改めて感じる時間でした。

参考:


漫画 ジョニーの話

Instagramに、ジョニーに取り上げてほしい内容をいただきましたっ!
皆さんは「交代5分前あるある」ありますか??
コメントやSNS、メールなどなどにて、ぜひお寄せください☆


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info@sakaiwokoete.jp

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* 今月のアート *
絵・ 岩崎健一 ( いわさき・けんいち )
詩・岩崎航 ( いわさき・わたる )
筋ジストロフィーで人工呼吸器 / 胃ろうを装着。 兄はパソコンを独学し画家として、弟は詩人として活躍している。作品展、出版物など多数。
ジョナ☆シェン(漫画家)
京都精華大学マンガ学部卒業。2016年週刊少年サンデー新世代サンデー賞奨励賞受賞。ギャグ漫画描き。2018年3月~2019年7月、Webマガジン「ウブマグ」にて『ジョナのオムニバスショートギャグ漫画』『ジョニーの燃えよ裁判』を連載。また、京都の老舗クラブハウス、京都CLUB METROを中心に多数のイベントで定期的にライブペインター、VJとしても活動し、自身主催のアーティスティッククラブイベント「CANVAS」も運営。
Twitter:@ricezhao1993
Instagram:@jonah_ricezhao