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「境を越えて通信」Vol.62-2024年9月号-


今月のアート



活動報告

海老原宏美基金「朗読と座談会-海老原宏美の言葉から」&「第1回助成事業活動報告会」
ホームページよりアーカイブをご覧いただけます。


今月のPick up

悩める介助者のための交流会

交流会の詳細はこちらの記事でご覧になってください。7月に1回目の交流会をオンラインで開催しました。

参加してくださった方から感想をお寄せいただきましたのでご紹介します。

  • 参加してくださった介助者さんより

「他の介助者さんのお話を聞いて共感したり、介助者として改めていろいろと考えるきっかけになったと思います。上手く喋れなかったわりに…少し気持ちがスッキリしたような。(笑)次回もあれば参加したいです!」

「介助の仕事を始めた時には、重度訪問介護とはなんなのか全く知識も無く、周りのヘルパーも、見よう見まねで仕事をしているように思えました。
やりがいを感じる場所でしたが、何を根拠にこのケアをしているんだろう、もしかして間違ってない?と常に不安がありました。偶然、境を超えての講座を同僚ヘルパーと受講する事ができ、会話も増え、協力体制が強くなりました。
私が住む地域は、重度訪問介護の内容も知らずヘルパーになり、情報を取りに行く場もなく、辞める人が多いです。
今回、交流会に参加して悩みを聞いて頂き、いろいろアドバイスを貰って、前向きになれました。一緒に働いてる仲間にも共有し、ケアに集中出来るようになってきました。
開催する側は大変かと重々承知ですが、是非是非、これからも地方のヘルパーも参加出来るイベントを設けて頂ければ幸いです。」

「相談はもちろんですが、参加された方々の体験談からも得るものが多くありました。このように相談ができる場所があるのは大切なことだと思います。一人で悩んでいるヘルパーさんに広く知って欲しいと思いました。」

  • 参加してくださった仙人ヘルパーより

「介助者の方にとって『チームでケアにあたる』という事の大切さを痛感した。1人では煮詰まってしまい、自分や利用者を責めてしまう事もあるが、それだとどんどんと仕事は苦しいものになってしまう。 話を聞いてくれ、時には守ってくれる上司がそばにいるのが理想だと思うが、この様な場をつくり、苦しい介助者に適切なアドバイスをしたり、然るべき機関につなげたり、気持ちを分かち合う支援をすることは大切だなと思った。」

「参加された皆さんの思いは同じだったと思います『利用者さんのために』。その思いがあるからこそ様々な意見を伝えたいそして聞きたいという気持ちになれる貴重な時間だったと感じました。」

「この会に初めて参加し、ひとりで悩みを抱え込んでいる方が多いことに驚きました。このような横の繋がりを大切にして、思いを共有し合い、少しでも気持ちがラクになったり、他の地域の状況を把握しながら、新たな気づきがうまれ、お互いにケアに活かせていけたらと感じました。」

悩める介助者のための交流会は、随時開催しますので、こちらの記事より参加フォームへのご入力をお待ちしております。


漫画 ジョニーの話

個性的な新人が登場?!


お問い合わせ

NPO法人境を越えて

https://sakaiwokoete.jp/

境を越えては、身体がどんなに不自由でも、その人らしく地域で暮らせるしくみ作りを目指す、障がい当事者と介助者が中心となって活動するNPO法人です。
知ってもらう育てる繋がるという3つの柱を軸に、8つのメインプロジェクトを行っています。
パートナー会員&サポーター会員は、月100円から応援することができます。各SNSも運営しているので、私たちの活動を見る・シェアするだけでも応援になります。
ぜひ応援をよろしくお願いいたします!


* 今月のアート *
絵・ 岩崎健一 ( いわさき・けんいち )
詩・岩崎航 ( いわさき・わたる )
筋ジストロフィーで人工呼吸器 / 胃ろうを装着。 兄はパソコンを独学し画家として、弟は詩人として活躍している。作品展、出版物など多数。
ジョナ☆シェン(漫画家)
京都精華大学マンガ学部卒業。2016年週刊少年サンデー新世代サンデー賞奨励賞受賞。ギャグ漫画描き。2018年3月~2019年7月、Webマガジン「ウブマグ」にて『ジョナのオムニバスショートギャグ漫画』『ジョニーの燃えよ裁判』を連載。また、京都の老舗クラブハウス、京都CLUB METROを中心に多数のイベントで定期的にライブペインター、VJとしても活動し、自身主催のアーティスティッククラブイベント「CANVAS」も運営。
X:@ricezhao1993
Instagram:@jonah_ricezhao