名を求めず、クリエイティブであること
The Book of Life
11/3のテーマは
Anonymous Creativity
J.クリシュナムルティの言葉を、1日1ページ 、365日分に編集された本
「The Book of Life」を 一日分ずつやさしく翻訳し、
気功的な補足や解説を添えています。
和訳&補足解説 天野泰司
和訳
考えたことがありますか。
作家として有名になりたい、詩人として、画家として、
政治家として、歌手として名を馳せたい、
自分が望んだようになりたい、と思うのは、なぜでしょうか。
それは、自身が為していることを愛していないからです。
歌を愛し、絵を描き、詩を書くことを、本当に愛しているのであれば、
有名であるかないかは、何ら気に留めることがありません。
有名になりたいという思いは、低俗で取るに足らず、愚かで何の意味も持ちません。
今取り組んででいるものを愛していないから、
名声の上塗りをして豊かさを得ようとするのです。
現在の教育は、ぼろぼろに腐っています。
成功を愛するように教え、
今向き合っていることを愛さないように教えているからです。
行為よりも、結果がより重要とされる教育なのです。
自分の優れた才能を誇示せず、名を上げず、
自分が行なっていることを愛していて、自慢しない。
これが美徳であることはご存知ですね。
名もなく、親切であるのは素晴らしいですね。
それで有名になることもなければ、新聞に写真が載ることもありませんし、
政治家が自宅に訪ねてくることもないでしょう。
あなたはただ、無名のまま暮らす創造的な人間です。
そして、その中にこそ豊かさがあり、大いなる美しさがあるのです。
J.クリシュナムルティ 訳・天野泰司
光っておれ
一燈園生活をはじめた西田天香さんは、
同人の子弟たちのために学校を作り、その運営に関して
「宣伝するな、光っておれ」という言葉を残している。
宣伝して大きくしようとすることが、子どもたちのなかにある
光を曇らせるとしたら全く無意味であるし、
子どもたちの輝きが自ずと周囲を照らすならば、
宣伝などせずとも、来たいと思う子たちが自然に集まってくるだろう。
私たちが気功協会を作った時に、この「宣伝するな、光っておれ」という
天香さんの言葉は、どこかでずっと鳴り響いていた。
会員一人一人が、本当の意味で健康で幸せならば、それは
何にも増して大切であるし、その輝きは人から人へと、
着実に広がっていくだろう。
これまでも、これからも過剰な宣伝はもちろんすることはないが、
同時に必要なことを、はっきり伝えることもまた大切。
からだの自然に気づくための、自分でできる、やさしくて簡単な方法を
わかりやすく整理して、紹介していきたい。
NPO法人気功協会運営責任者 天野泰司
健康で幸せな人が一人またひとりと増えていくように、 NPO法人 気功協会へのサポートをよろしくお願いいたします。 あなたの暖かいお気持ちが、私たちの非営利社会貢献活動を支えます。