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世界中で教育改革

「世界の趨勢 幼児教育」

教育改革の勢いは止まらない。OECDの学力調査は、各国に教育の大切さを再認識させているように思います。そして、それまでの教育のあり方を見直す絶好の調査となっています。お国が違えば、教育も指導法も違う。最近では「リテラシー」という新たな言葉が教育関連の書物に数多く出てくるようになりました。多くは「活用力」と訳され使われています。

我が国の教育は知識重視で進んできました。今でも「暗記」を奨励している教育機関があります。これは暗記=記憶力と直結した考え方があり、これが知識偏重に繋がって行きます。暗記による知識の拡大は、一定の水準まで達しています。しかし、その先に求められる創造力・想像力・発想力・活用力となると、もう一つの能力が求められていきます。それが「思考力」です。知識の先にある思考力は、各国の教育でも最重要課題になっています。その為、世界では幼児教育が当たり前になって来ました。

では、思考力を高める指導は何歳から行えば良いのか、子どもの成長発達を考えると、6歳までの間を大きく3期に分けることができます。子どもの成長発達を前提にすると、脳の形成から発達を考えなければなりません。すると、胎児から第1期が始まります。いわゆる「胎教」がそれです。胎教は、専門的に受けていなくても、自然の形で行われています。それを意識的に、そして、教育的見地に立って行われるのが教育機関で行われている「胎教」です。最近では、産科の病院でも行われるケースもあるようです。では、どの年齢で分けられるのか、第1期は胎児である-1歳から1歳までとなります。第2期は2歳から3歳、第3期は4歳から6歳となります。この時期は、それぞれの成長発達に於いて明確な内容を秘めています。

  • 第1期、基本的な脳の発達と五感機能の発達、基礎言語習得(母国語)

  • 第2期 各神経系の発達、言語の発声、性格の形成、心の形成

  • 第3期 積極的学習活動期、人格の形成、抽象思考

細かく上げるときりがないのですが、子ども達の発達に必要な環境に付いては、必ずしも満足に備わっているとは言えません。そこで、考えられるのが、義務教育の低年齢化です。多くの国では、第3期からを考えられているようです。1期、2期まではほぼ民間に委ねられています。明日からプリンスジュニア国分寺教室で始まる「胎教」はこれらを意識した内容を盛り込んでいます。幼児教室で行われる胎教は、その先、第2期、第3期へと継続が可能です。継続的学習環境の整備は教育改革の要です。これからの教育改革には、幼児教育というヘッドスタートをしっかり見据えた考え方が当たり前になってくるでしょう。

土曜日の番組出演の為に、明日大阪入りします。番組(読売テレビ 午前8時 ウェークアッププラス)では、限られた時間ではありますが、これからの教育についても語る時間があるようです。教育界は、世界的に大きく変化しています。こうした情報も、我が子の将来を考えると貴重なものとなるはずです。是非ご覧下さい。

2013/12/5


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

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