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全ての男性・女性に!胎教①

■このブログを読まれている方へ■

これから、何回かに分けて「胎教」のお話をさせて頂きます。しかし、これは、妊娠をされているお母さんだけが読まれるものではありません。お父さんは勿論、既に出産され子育てをされている方にも、その当時のことを思い出して頂きたいのです。また、まだ未婚の方々にも。そして、子ども達を指導する先生方にも読んで頂きたいのです。目の前にいる子ども達はどのように生まれ育ってきたのか、親の思いは、先生として子どもの原点を知ることは大切な事です。

「生命誕生」選ばれた命

私たちは、多くの場合、母親の一つの卵子と父親の一つの精子が結ばれ生命となります。そんなの当たり前だとお考えでしょう。私は、これから教育にはまず生命誕生と生命の尊厳について学ぶべきだと思っています。セックスの低年齢は多くの悲劇を生んでいます。幼児虐待も、遊びで生まれた「望まれない命」がその標的となっています。生命に対し無知では困るのです。

では、これから数の学習に入りたいと思います。

Q,男性の精子の数は人生70年として考えると、さてどのくらい作られるのでしょうか?

A,男子の精巣では,10才くらいから精子を作り始め,1日約5千万~数億個ずつ,死ぬまで作られます。ですから人生70年だとすれば,男子が一生のうちに作る精子の数は,1兆(ちょう)~2兆個にもなります。

Q,では女性の卵子は一生のうち何個作られるでしょうか。

A,女子の卵巣では,10才くらいから卵子を作り始め,約1か月に1個ずつ卵子を輸卵管に出し始めます(これを排卵といいます)。排卵はふつう,50才くらいまで続きます。つまり,受精のチャンスがある卵子の数は,約400個ということになります。

兄弟が3人とすると、必要な卵子の数は3つです。同じく精子の数も3つです。簡単な引き算をして下さい。

・卵子では 400-3で397
・精子では 2,000,000,000,000-3=1,999,999,999,997

こうして、多くの卵子と精子の中から選ばれた者が受精し一つの生命が誕生します。397個の卵子と、1兆9999億9999万9997個の精子は3つの命を送り出すために必要な数なのです。誕生した生命は、こうして数多くの中から選ばれます。十月十日が立ち、赤ちゃんは狭い産道を通り生まれます。この出産は母子初めてのスキンシップです。一つの生目が誕生するまでには、生命の想像を絶するドラマがあるのです。

「胎児との対話」

1,胎教の第一歩は母親の心の持ち方

胎教の第一歩は、お母さんの愛情です。胎児は、お母さんの感情をダイレクトに、そして敏感に感じ取ります。その為、お母さんはお腹の中にいる赤ちゃんに愛情を込めて話しかけて上げましょう。こうしてお母さんと赤ちゃんとの心の会話が始まります。どうぞ赤ちゃんとの対話を積極的に行ってください。

2013/11/11


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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