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名古屋でセミナー開催

「文字と言葉のセミナー」

昨日の雪には驚きました。一夜明けて、朝から雪掻きに追われ、豪雪地帯の人々の苦労を実体験しました。道路の雪をどこに持って行けば良いかすらわからず、まずは駐車場で埋もれている車を掘り出しました。まあ、この表現はいささかオーバー気味ですが、年齢を重ねた我が身は久々の重労働に悲鳴を上げています。太陽の有り難さを感じました。

名古屋で幅広い教育活動を行われている西塾の主催で「文字と言葉のセミナー」が今月23日(日)行われます。私と西塾との関わりは、前代表である水野先生と、私の行っていた研修会がご縁でお付き合いをさせて頂いています。西塾では水野代表が体調を崩された後、無事現場復帰されたのですが、昨年より次の教育界を背負う人材として現佐藤代表に潔くバトンタッチをされました。現在、その佐藤代表がより精力的に西塾を引っ張っておられます。

今回のセミナーは、「文字と言葉のセミナー」として行われます。既にこれまで何回かセミナーでお話をしてきました。私たちの生活は様々な情報から成り立っています。それは文字情報・言語情報、そして映像情報等です。時代は大きく様変わりし、20年前の情報源はテレビやラジオでした。そして、親を含めた、教師や大人達からの直接情報でした。現代社会は、受け身の情報活用から、能動的に自ら必要な情報を獲得する情報化社会へと変化してきました。いわゆる情報過多から、正しい情報と相まって、不必要な情報も同時に数多く飛び交う時代になりました。こうした、情報の混乱は子ども達の発達、つまり、精神的発達と学習的発達に大きな影響を及ぼし始めています。

子ども達の学力は、正しい学習情報の積み重ねによって発達します。しかし、現代社会では、子ども達の本来持つべき学習情報は減少傾向にあります。高学年指導の中で最近難しいと言われるのが「敬語指導」です。この背景には、子ども達の言語環境の乱れがあるように思います。

語彙数の低下、言語知識の減少はそのまま授業の理解力に通じます。幼児から、もしくは小学校低学年から徹底した基礎指導は何故行われなければならないのか、その指導に何が必要かだけでなく、効果の上がる指導法も含めてお話し致します。子ども達の学力を上げるには、説明を聞くことのできる言葉を獲得すること、理解する能力を得るための言葉を獲得すること等、言語獲得の重要性について語ります。同時に、西塾が15年以上前から取り組んでいる小学生以上の生徒に向けたフラッシュカード指導についてもお話をしたいと思います。西塾で行われているフラッシュカード指導は、復唱型と言われ、右脳教育ではやった高速フラッシュとは違います。脳の言語活動をより高める指導法で、脳の言語能力に欠かせない二大言語中枢である、感覚性言語中枢と運動性言語中枢を使った指導法です。この解説をお聞きになると、何故西塾でカード指導を行っているかご理解頂けると思います。

言葉は心を形成します。子どもの人間性に深く関係します。その為、子ども達に向かって語りかける言葉にも、保護者として注意を払って頂きたいと思います。言葉の重要性と、文字学習の進め方、この関係から、ケアレスミスを防ぐ事ができたり、また、思考力を高める事ができるようになります。是非、ご期待下さい。

2014/2/9


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
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