「再構築のとき」な気がする
外部環境の変化
2020年に世界中が新型コロナウイルスの影響下に置かれ、仕事においても、市民活動・コミュニティ活動においても、Zoomを始めとしたコミュニケーションのオンライン化が一気に進んだ。ミーティングや打合せもオンラインのものが増え、イベントや講座もオンラインが圧倒的に増えた。
リモートワークは移動を伴わない楽さと、仕事とプライベートを両立しやすい快適さをもたらした。しかし、最初は新鮮で楽しさも大きかったが、一方で「身体性」と「関係性」が徐々に弱まってきて、それは人間という生き物の「気持ち」を弱めることにつながった気がする。
今、新型コロナウイルスという危機から社会が徐々に脱却し、通常に戻ろうとしている。これはこの3年間阻まれてきた「リアル・対面」をつくりやすくなる状況・環境になることを意味している。大きく外部環境が変化してくる一年になると思う。
再構築のとき
この外部環境の変化に、今は「再構築のとき」な気がする。「コロナ前」のリアル中心だった活動のスタイル。「コロナ禍」のオンラインを駆使した(あるいはオンラインが中心になった)活動のスタイル。そして今は「コロナ明け」の活動のスタイルを再構築するとき。
リアルが増えていく外部環境の変化は必然だ。公共施設も使いやすくなり、食事会や飲み会もできるようになり、みんなもリアルを求め、リアルがやりやすくなっていく。一方でオンラインの楽さや快適さ効率性も手放せない。活用していきたい。
そうなったときに「何をリアルでやり、何をオンラインでやるのか」。ここの再構築・再編集が求められる時期・フェーズにこれから入っていくような気がする。「コロナ禍」の活動のスタイルのままだと、外部環境の変化と人の気持ちの変化に対してうまく適応できずに、活動がうまく行かなくなる気がする
今は活動スタイルの「再構築のとき」。コロナ明けの環境において、今一度自分たちがイキイキできる活動のスタイル・運営のやり方を考えてみる。ミーティングはどうするか。合宿はやるのか。食事会・飲み会はどうするか。夏や秋にレジャーは行くのか。イベントや講座はリアルとオンラインをどう使い分けるのか。
一つだけ朗報を申し上げると、市民活動・コミュニティ活動においては総じてフォローの追い風が吹くと思う。気持ち一つでものごとは動くし、みんなと話し合えればものごとは良い方向に変化していく。ここはがんばりどき。一人で・自団体だけで乗り越えるのは大変だから、一緒につながって力貸し合って良い方向に徐々に徐々に進んでいきましょう〜!
by 呉 哲煥
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