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「普通の大学生活では経験できない」:大学生メンターへインタビュー

高校生の生徒に実際に教える大学生メンターへのインタビューを行いました。資料やホームページを見ただけでは、わかりにくいところまで質問しているので、ぜひ最後までお読みください。

インタビューにご協力していただいたのは、井原直生さんです。
関西大学・環境都市工学部の2回生で、大学ではどのようにエネルギーを効率的に動かすかということについて学んでいるそうです!
CLACKには去年の8月から参加してくれています!

大学ではエネルギーについて学んでいて、プログラミングや教育とは一見接点がなさそうな彼がCLACKに興味を持ち、夢中になった原点は何なのでしょうか?

CLACKへの参加動機もしくはきっかけを教えてください。

CLACKを知ったきっかけは、1年ほど前にCLACKのプログラムに参加していた子に紹介してもらったことがあります。それからホームページを見て、応募をするに至りました。

また、小さい頃から教育や支援に興味があったということが参加動機の一つとしてありました。実際に、大学入ってすぐまでは、教育という面を考えて、教員免許の取得などを考えていましたが、教員だと生徒と関われる時間に限りがあるという懸念点がありました。そのように考えている中で、困難を抱えながらも、何かにチャレンジをしようとする高校生に対して、長期間にわたって、伴走しながら支援ができるというCLACKの活動方法に惹かれました。

大学生メンターの中で印象に残っている出来事について教えてください。

印象に残っているのは、昨年、Tech Crewのメンターをしていた時、すべての活動が終わってから、高校生の環境や困難について知ったことです。多くの高校生が困難を抱えながらも、何かを変えようという意志をもって来ていたことに後で気づくことになりました。

そこで、「何かを変えようとする高校生に対して、自分にできることは他にもあったのではないか」と心残りがあったことを覚えています。メンターとして関わっていく中で、高校生のなりたい姿や目標をもう少し深堀して、その目標に至るまでの行動や必要なスキルを考えたりしていれば、より多くのものを高校生に残せたと思います。

「まだ他にもやれることがあったのではないか」という悔しさが残っているので、今は採用チームで大学生メンターを志す人に、メンターをやって良かったことや、メンターをする上で工夫した方がいいことをたくさん伝えられるような活動をしています。

ほかには、自分が持っていない考え方を持っている子が多いことも印象に残っています。アイスブレイクの際に、「もし100万円あったらその使い道はどうする?」という質問をしたら、ある子は「自分の好きなお菓子を100万円分買う」と答えてくれました。答えが予想していたものとは違っていたので驚きました。こういったところでも自分とは違う価値観や、新しい気づきを得ています。

生徒の高校生たちと接する上で気をつけている部分、工夫している部分について教えてください。

自走力をつけさせるための工夫というものを行っていました。
具体的には、生徒が教材でつまずいているときに、すぐに正解を教えてしまうのではなく、生徒の考えを引き出すための質問を意識的にしていました。その際に、つまずきの原因がわかっていなければ、まず自分で調べる時間を設けていました。
そうすることで生徒は、なぜエラーが発生してしまったのか、それを解決する方法は何か、解決方法はどうやって調べればわかるのかということを学習し、再度同じような場面に出会ったときに、自分の力で解決することができるようになっていきました。

また、他に工夫したこととしては、大学生メンターだからこそできることを探しながら活動をしていました。特に、社会人やエンジニアの方でなく、今大学生である自分が、「高校生の可能性を広げるために、与えられる情報は何か」ということを意識していました。

活動当初に不安に感じていたことについて教えてください。

プログラミング面に関しては、最初は何も分からなかったので不安がありました。こうした不安は、CLACKではエンジニアの方のサポートを受けることができるので、そうした機会を利用し、少しずつ自分の力でできることを増やしていくことによって解消されていきました。また、高校生と一緒に学習を進めていく中で、気付きを得て、学んでいくことも多かったです。

コミュニケーション面に関しては、最初は、一緒に活動する大学生メンターのこともあまり知らなかったですし、参加する高校生についても知らない状態だったので、もちろん不安がありました。しかし、それと同時にいいチャレンジになると感じていて、高校生に対するコミュニケーションで何に気をつけるべきかなどを積極的に考えながら活動することをしていました。

活動をし始めたころは、一緒に活動している方からフィードバックなどをもらい、自分の力不足を感じることがありましたが、それがあったからこそ「成長できた」と実感しています。

最後に、これから参加する大学生に1番伝えたい大学生メンターの魅力について教えてください。

大学生メンターの魅力は、普通の大学生活では経験できないことができるという点だと思います。
実際に現場で、高校生とコミュニケーションを取りながら共に成長できることもそうですが、高校生以外にも、他の大学生、社会人やエンジニアと知り合うことができ、様々な考え方を知ることができます。
例えば、参加する前までは、大学生メンターは、自分と似たような環境にいて、同じような考えを持っていると思っていました。しかし、CLACKには、いろいろな考え方を持っている人がいて、「高校生にいい経験を届けたい」という根本的な思いは同じでも、「継続してプログラミングをやってほしい」と思いながら工夫して活動している人もいますし、「ここでプログラミングという新しいことに触れた経験を、他のところでも活かしてほしい」と思いながら活動している人もいます。こうしたことからも、日々、自分とは違う考え方に触れることができています。

また、CLACKでは、活動をして高校生に対して何を与えることができたのかという結果が常にもとめられるので、そこに向けて目的・目標をもって取り組むことができるようになります。そこからさらに、フィードバックをもらいながら、目標達成のための行動まで落とし込みをかけて活動することができるという点は、普通の大学生活ではなかなか経験できないことなので大きな魅力だと思います。

CLACKでは、現在大学生メンターを募集しています!

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