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自分を知り、成功率を1%でも上げる【高校生インターンインタビュー】

今回は、Tech Runwayに参加しその後、株式会社夢峰(ムーブ)でインターンを行った高校生と株式会社夢峰(ムーブ)の内藤さんにインタビューをしました。
CLACKとして初の取り組みである高校生の外部インターンで、何を経験しどう成長していったのか、最後までぜひご覧ください!

■プロフィール

・内藤大悟さん(以下 内藤さん)
株式会社夢峰(ムーブ)代表。組織向けにデータサイエンスとタレンティズムを組み合わせた才能開花の支援「個性分析」の事業を展開している。

・ケンジさん(仮名)
高校3年生。2021年7月よりTech Runwayに参加、その後Tech Runwayなどの修了生の中でエンジニアや情報系に進みたい高校生のためのプログラム “Tech Runway+” に参加。
2022年4月より株式会社夢峰でインターンを実施。

—— インターンに挑戦しようと思った理由を教えてください。

ケンジ:
社会についてもっと知りたいと思ったのがきっかけです。企業の方と関わる機会は貴重だったので挑戦してみたいなと思いました。
あと内藤さんがデータサイエンスを扱っていると聞いたのも理由の一つです。ちょうどTech Runway+でもデータ収集関連の勉強をしていたりと、データサイエンスに興味があり応募しました。

—— 実際にインターンで取り組んでいた業務について教えてください。

ケンジ:
全体でちょうど2ヶ月間だったのですが、主にクライアントのアンケートの資料をまとめて分析、最終的にその報告と提案をしました。

最初は株式会社夢峰(ムーブ)さんの個性分析を通して個性から強みを伝えてもらったり、エクセルの基本操作やプレゼンの基本を教えてもらったり。その後作業をして、2週間後とかにまた分析の手法やプレゼンのレクチャーをしたり、という流れでした。
最終的には、先方の人事部長の方に対して、データを分析した結果をまとめて今後どうするべきかを対面でプレゼンしました。

—— 初めての経験も多かったと思いますが、その中で特に大変だったことは何でしたか?

ケンジ:
まとめた意見をもとに自分がどう思っているのか、自分だったらどういう風にしたらいいか考えるのが難しかったです。
初めての挑戦だったのでわからないことも多かったですが、内藤さんにお伺いしたり、自分で調べたりしながらなんとか乗り越えていきました。

—— 困難を乗り越えていく中で、成長を感じた点はありますか?

ケンジ:
まず、データサイエンスの理解度が上がりました。データサイエンスは「データをまとめるだけ」っていうイメージだったんですけど、実際には「まとめた上で考える」ことまで必要で大変なことなんだって気づけましたね。
だからこそ、自分でまとめたデータを見て、考えて、自分の意見として発表するという経験でかなり成長できたと思います。

—— 内藤さんから見て感じたインターン生の成長があれば教えてください。

内藤さん:
私が特に成長を感じたのは、プレゼンテーションでした。
資料をまとめて自分より二回りもはなれた人事部長にプレゼンするというだけですごいのに、さらにアイデアを出してきてと頼んでいたのでかなりしんどそうでした。
なので「最悪俺が話すから大丈夫やで」と伝えたら、その時の彼の返しがすごかったんです。「あの、練習したいので、早めに事務所へ来てもいいですか?」と。当日は3時間くらい早めに来てくれて。
ここから更に驚きました。じゃあ練習をしようかと言うと、練習をしないんですよ。何をするのかな?と思ったら、2時間半くらいかけて、先方や自分たち用に印刷した資料に研修でのメモをひたすら書き写していたんですよね。それを見た瞬間、絶対成功すると思いました。取り組む姿勢が違うので。

——そこまで準備を徹底出来る人はなかなかいないですよね。

内藤さん:
そうですよね。
しかも私はノートを見ながら話したらいいと思っていたのですが、ケンジくんは「これを見ていたら訳が分からなくなる可能性があるから、こっちに写します」と言っていました。自分のことを理解して、且つ成功確率を1%でも上げる方向に直前ギリギリまで持っていくことは、大人でも中々できないことだと思うんです。

最後に先方の方から「すごい、うちの新入社員にも見せてあげたいくらい一生懸命やっている」という言葉をもらったんです。
お金とかそういうもの以上の価値を、個性を全うする力を感じさせてもらえましたね。
CLACKさんにお話をいただいて、こうして関われて本当に良かったと思っています。

—— 最後に、お二人にこれからの目標ややりたいことについてお伺いしたいです!

ケンジ:
また今回のインターンのような機会を経験したいです。
高校生でこうした経験は本当に貴重だと思いますし、自分を知る機会にもなりました。本当に参加して良かったです。
あと今回のインターンで「データから考える」ことが楽しかったので、将来的にはデータを扱う仕事に挑戦してみたいです!

内藤さん:
今後もCLACKさんと協働して、高校生が外に出て挑戦できる機会を届けたいです。
今回インターンを受け入れたことで、普段から感じていた「偏差値では測れない人の能力」は学校だけでなく社会の中でも発揮されるのだと確信しました。今後はブラッシュアップしてより現場感のある業務ができれば面白いと思います。



今回のインターンはCLACKとして初の取り組みでしたが、インターンを行った高校生、受け入れ先である株式会社夢峰(ムーブ)、CLACKのそれぞれで大きな収穫がありました。
今後も更に連携を強化し、高校生の人生のターニングポイントとなる機会を生み出していきます。



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