【予算850億の元バイヤーが解説】この商品は素晴らしい(カラオケボイスドリンク:エイベックス)
こんにちはのじです。
(私の記事は #NP企画 で検索できます)
大手ドラッグストアで10年化粧品バイヤー、1年半雑貨のカテゴリーマネージャーをしていました。辞める年は予算850億を管理していました。
今は化粧品メーカーでマーケティング本部のディレクターやってます。
『この商品は素晴らしい』シリーズ
私が使った中でこの商品は素晴らしいと思った商品を紹介していきます。
広告ではないので他社品限定で紹介していきます。
またマーケティングの視点でこの商品の勝利の方程式を作っておきます。
今回はエイベックスの
『カラオケボイスドリンク』
公式HPより
公式ツイッターより
YouTubeより
選考理由
カラオケ店で売る『飲むのど飴』という着眼点が面白い!普通の飲料メーカーでは思い付かない発想だと思います。全国のカラオケ店の8割位で販売しているドリンクで1本300円位と決して安くないにも関わらず累計600万本以上のヒット商品だそうです。
商品特徴
エイベックスが長年蓄積したアーティストの「喉のケア」のノウハウと、ハチミツやプロポリス、ハーブエキスなど喉に良いとされる成分をギュッと一本に詰め込んだ「飲むのど飴」です。
ここが素晴らしい
①カラオケ店で売るという発想
一般的な販路ではなく、歌う前に飲む、歌った後に飲むという使用シーンを限定した設定とそのニーズが集まるカラオケ店で売るという狙いが素晴らしい。
今や各カラオケ屋のオリジナル商品を多数発売しているそうです。
また自社のアーティストを起用してカラオケ店でイベントをしたりとカラオケ店への集客や話題の提供も上手いなと思います。
②エンターテイメント性
これを深刻な悩みで買う人はいないはずで、飲んだら歌がうまくなるんじゃないのって言うノリで買っちゃう商品だと思います。
飲む事がちょっとしたエンターテイメントになってるのは素晴らしい。
ナカイの窓の番組内でも中居さんが飲んで歌が上手くなるかという企画をやってましたね。
『夢は世界をステキな笑顔と歌声で一杯にすること』というコンセプトも明るくていいと思います。
③ストーリー性
エイベックス=多数のアーティストが所属という特徴を元にその喉ケアのノウハウを商品の開発に活かしたというストーリーが素晴らしい。
エイベックスがもしコーヒーを販売したら何で?となりますがこの飲料ならなるほどなぁとなると思います。
勝利の方程式
機能×エイベックスブランド×空白市場×エンターテイメント性×ストーリー性
まとめ
この商品を開発した方の話をお聞きしたところ、最初はカラオケ屋の販路のコネもツテもない中、こんな怪しいドリンクを、知識もないノウハウもない中で買ってもらうためにはひたすらトライしかなかったと明るく話してくれました。
明るくて発想が柔軟で男気もある方なのでこの人と一緒に仕事したいと思いました。そんなわけで今一緒に何が出来るか打ち合わせしているので形になったら報告したいと思います。
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最後まで読んで頂いてありがとうございました。
のじ
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