見出し画像

GOMI

ダンボールで作られた墓標が累々と並んで地平まで広がっている。おもいおもいの色いろいろで心ときめくような文様。みたいのとか。しみじみ泣かせる液体の雫的にできそうにもないことだらけが表現されてる。未来の消化。地上はてんで方向性の見えない死ぬほどの数の死んだ人の意志を石に刻み込んでる場合ではないほど立て込んだ有様なので。石に代わる個体の氏名を刻むマテリアルを探しあぐねた医師を放ったままで。ダンボールにたどり着くことになる未来には予想だにしなかった。個性を埋没させるプラスチックの提案は廃案とされた。ペットボトルってのがあるだろと今風気取りの御老体。そういう感覚一万年ダサいのでと速攻ダンボールの墓標の下に投げ込まれました。地上波の行き交う地上は何かと忙しいもので雨が降ったり風が吹いたりと雨風しのぐことができないダンボール製の墓標は着々と損壊脈脈流れる悠久の構造物とは対極の胎教國のことの様なことになって思い通りにいい具合に駆逐されていくんだ。ねえ。なんでもさ。なくなんないとさ。次の人の順番回ってこないもの。なんの順番?。三番の看板だってそういうことがあったからこういうことになったのだってみんなは知ってるはずなんだ。石やプラスチックは名前がなければただのゴミ。ゴミのくせに地上に居残ってるって。それが問題なんだよ。ヘラクレスってカブトムシの様な名前の獅子が時事問題の波紋の慰問団体として語っていたということです。たくさんの情報印刷されてんのに初期の役職追われたらすぐさま記号は意味なんて一ミリもない文様もどきに落ちぶれて。ああそれ私も同じですと元ニュースペーパーが元キャビンアテンダントみたい言い草で喋り倒そうとするので。殴り倒されやっぱり結局新聞紙に落ち着いた。さあ。地上ではこんな日常が日々繰り広げられてる。結局究極。ゴミ問題ですね。名前と役職剥奪されたもの→ゴミのいう公式が公式に発表された。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?