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ハナを捨てよ、庭へ出よう/軽井沢レイクガーデン編/2

軽井沢レイクガーデン。
訪れたことがある人もたくさんいらっしゃると思います。
まだ行ったことがない人。
ネットでちょっとレイクガーデンを検索して見てください。
レイクガーデンのサイトにすぐに到達できると思います。
トップページはめくるめくような花々。
そして「自然のファンタジー」という文字が中央に配置されています。
そうです、「自然のファンタジー」、それこそがレイクガーデンの核心。
訪れた人が受ける印象がまさにこれです。
日々のリアルな日常から自然のファンタジーの中に浸れる世界がレイクガーデン。
ガーデンへの入り口のゲートをくぐり駐車場へ。
車止めてエントランスへと向かう道。
ここから別世界へと誘われていきます。
エントランスをくぐると噴水があり、水に色とりどちのバラの花が浮かんでいる。
もうすっかり幻想の世界へと放り込まれています。
チケットを購入。
バラの花が絡まったパーゴラの下を歩いて行くと、石造りの橋と湖が見えてきます。
日常の欠片はもう微塵も感じられなくなって、ふわふわと足元を優しく支えてくれるバークを踏みしめてファンタジーへトリップ。
庭園というものは自然に境界線を引いて人のために人が作り上げたスペースと思う。
でも、この庭園の湖にかかる橋の上から360度旋回して視線が捉えるランドスケープは人が作り上げたものと自然の境界線は存在していないように見える。
実際はレークガーデンという枠の中だけがファンタジーの世界というわけではなくて。
庭園内で風にそよいでいる木々の向こうに存在している浅間山を始め山々が構成する軽井沢という自然の風景もファンタジーを作り上げている重要な配役になっている。
目や耳や肌で感じる自分がいるこの世界は一片のほころびも感じられないファンタジーなのです。
日常世界から人をこれほどまで見事に幻想の世界へと連れ去ってしまう人の作った装置。
こういうこと言うと失礼なんじゃないかと思うのですが、レイクガーデンは自然という概念をテーマにした見事なテーマパークと言えるんじゃないかな?。

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