見出し画像

ハナを捨てよ、庭へ出よう/イントロ

自分が安心していられる場所。
誰にも会わずに誰にも合わせることもなく。
緊張感を1パーセントも発動しなくてもOKな秘密基地。
外の世界を遮断した空間。
大上段に構えるような物言い、ごめんなさいなんだけど。
ま、自分の部屋ってこと。
ここでの生活時間、思ってる以上に多いんだよね。
だから、より過ごしやすようにと、自分にとって気持ちがいいように様々な物をしつらえる。
まるで自分にとっての祭壇こしらえるように。
書架に好みの書籍を並べ、考え抜いた背表紙の配列に悦に入ったり。
ギターやスケートボードを収納目的ではなく装飾として配置したり。
ポスター飾ったり。
写真飾ったり。
自分の部屋を機能面だけの100%ミニマル維持している人いないと思う。
実際に見たことはないけれど、イメージとしては刑務所の独房のインテリア?みたいな。。。
そこまでいかなくても。
ビジネスホテルのような空間。
常に動き回ることが生業で自分の表皮みたいな名残りを部屋に残したくない人じゃない限り。
自分のシークレットベースには自分の妄想の景色が宿っていると思う。
そんな中に植物を登場させる人もいるんじゃないかな?。
ヤシ類、フィカス類の大型観葉植物。
多肉、サボテン類のコンパクトな鉢物。
ホコリを払うぐらいだけでメンテ不要のフェイクグリーン。
そして自分の好みのベースに生けられた季節の花々。
壁に自然の表情を垣間見させるドライフラワー。
世界から隔絶させて自分を守ってくれる場所なのに、世界と繋がってる破片は絶対に手放せない人の性。
日々のリアルはイキイキ興奮の連続でもあるのだけれど、だいたいにおいてはルーティン退屈の持久戦。
リアルが起動してる合間合間ににスリープ時間がある。
その時間を自分の部屋で過ごしてる図って感じ?。
そして時にはもうちょっと大きなスリープ時間が持てることがある。
その時間を、じっくり、どぶどぶと沼のような自分対自分の世界にはまり込んでいくのもOK!素敵!なんだけど。
それ心底楽しめる人ってけっこう人生の達人?。
クソリアルから一瞬でもエスケープできるなら。
逃げるしかないでしょ?。
そして、せっかくなんだから。
本読むとか、映画見るとか。
そういう観念的なエスケープじゃなく、一気にどっかに行っちゃお!。
部屋こもってないで外に出ようよ。
そんなステレオタイプの呼びかけも時には意義あるよね。
日頃のリアルとはちょっと違ったとこに存在するパラレルな世界に出かけてみようよ。

そういうことで、自分の秘密基地に植物持ち込んでいる人にオススメなお出かけスポットのご紹介。
話の流れからいって庭園という定義されてる場所をいくつかあげていこうかなと思ってます。
人まみれの世界で人にもみくちゃにされてる日常を送っている人は常々人のいない世界に焦がれているでしょ?。
人が過剰にいる世界を都市としたら対極にある世界というのが自然です。
体温もった肉の塊としての人との関わりをちょっと遠ざけてはおきたい。
でも、究極の自然?、宇宙空間みたいなところに放り出されるのはノーサンキュー。
だったら、その中間地点を想定するわけ。
人が設計図を描いて人が心地よく感じられるように自然を配置した空間。
それが庭です。
人にとって不都合な要素はできるだけ隠蔽される。
本来の自然に立ち返らないように丹念に人の手が入っている。
ちょっと意地悪な庭園の意味づけしてしまいましたけど。
ともかく日常からちょっとでも離れたいなって。。。そういう時にはこういう所はやっぱりありがたい。
これから取り上げていく庭園は自分が何度も何度も逃げ込んでいる場所。
自分にとっては極上の避難場所ではあるのですが、他の人にとってもそうだとは限らないかもしれない。
まず、大前提として、自分は一人で動き回るので、集団行動で楽しむ場所ではありません。
それと交通手段としては自動車です。
宿泊するのは嫌なので、サクッと訪れ夕方早く戻ってきたい。
公共交通機関で訪れることもできますが、日帰り圏内という条件をクリアするのは難しいかな?。
でも、多分、集団行動、宿泊旅行的な目的で訪れても十分非日常満喫できるんじゃないかな?。
だいぶ前置き長いくなってますよね?。
そろそろ本編にいきますか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?