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7月24日/2021

子供の頃過ごした家。ご馳走といえば鰹の刺身だった。鰹の刺身が日常食べられる海のそばでもなかったし、海の幸がふんだんに並ぶ巨大スーパーも近所にはなかった。遠くの漁港の行商が軽トラでやって来た。一週間に一度。北島三郎の函館の女を大音量で流しながら。その歌が聞こえて来ると母親が買いに出かける。持ち帰られた新聞紙にに包まれた鰹の半身。父親が刺身包丁で捌く。今になっても自分にとって最大のご馳走は鰹の刺身だ。本日休日。世間様は連休の真っ只中。こんなときどこに出かけてもろくなことはないので。ご近所の松原商店街で買い出し。ご馳走食べながらアマゾンのprimeビデオでごゆっくり。商店街のスーパーで色艶が美しく身が輝いている鰹の四半身を購入。今日の一人宴会。最高になること間違いなし。

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