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たくあんとアブラナ科

春の大団円。
桜の饗宴。
美しい国、日本!!!
日本人に生まれてきて良かったーーー!!!!!
そんなこと言う人気持ち悪いけど。
ま、そんなこと言いたい気持ちもわかる。。。かな?。
それほどに待ち焦がれた美しい季節。

ピンク色に塗れる花の季節。
でも春の花って桜だけではない。
そんなことあんたに言われなくても知ってるよ。
そういうことになるのだけれど。
ピンク色に対してちょっと引き立て役にも思える花。
水仙とかフリージアとか菜の花みたいな黄色系の花の存在もいい味出してます。
桜的にむせ返るような花の風景をさらにさらに引き立てる花もあるのです。
別に引き立て役として存在してるみたいなこと言うと失礼なんですけどね。
で。
例えば菜の花みたいな。
桜色に黄色。
黄色は主役の桜色を引き立てますよ〜。
というか。
そういうところに話もっていきたいわけではなくてね。
黄色い花の菜の花。
菜の花>アブラナ科の花
そういう方向でたくあんに持っていきたいのです???。
菜の花畑的な牧歌的な映像からたくあんと味噌汁納豆朝食Japan。
話の展開読めません。
だけどね。
強引に持ってくよ。
アブラナ科の花って結構多いのです。
お正月の名残の葉牡丹。
お正月終わってとっくに忘れられてると思うけれど、今それなりに可愛い花咲かせてたりしてる。
そんなことより野菜というカテゴリーのアブラナ科。
菜の花っていうのもそうなんだけど。
白菜。
ブロッコリー。
キャベツ。
大根。
春野菜の旬ではアブラナ科が世界を席巻しているよ。
と。。。野菜とか食べ物のことを語れるスペックはないので。
話戻したいです。
アブラナ科の花。
ストックという花。
皆さんは知ってる?。
見ればこれかってきっとなると思うんだけど。
花屋的にはこの花使うとボリュームと高さ出せるので、祝開店みたいなスタンド花や法事やら葬儀やらのお花に重宝されるのがストックという花。
この花のこと語ります。
花屋の日常的な仕事。
花束やらアレンジ作ったり。
クリエイティブな仕事次々こなす。。。みたいな風に思われてませんか?。
そんなのは超表面上のお仕事。
皆様が思い描く端正な美しき花屋の店先を保つためにとにかく清掃清掃の瞬間瞬間に勤めているわけで。
花瓶に鎮座している切り花の各々。
美しさを保つために新鮮な水に放ってあげるために日々水替えという作業を行なっています。
要は切り花が生けられた花瓶の水を新しい水に変えてあげるってことなんですけどね。
それって花屋では大事な仕事で。
花屋じゃなくても切り花飾っている人は手抜きしちゃいけない作業なんですよね。
花ってプラスチックじゃないんで。
日に日に腐っていくのです。
言い方他にあるでしょって言われるかもしれないけど。
生きているってことは死んでいくこと前提です。
花を水に生けて生を永らえている状態。
徐々に死に近づくわけ。
人間の加齢臭ってのに例えるのも何だかな???ってなるけれど。
花は切り口から腐っていくんです。
腐ると臭うんんです。
ストックが入っていた花瓶の水を新しい水に変えようとして、ちょいと濁った古い水をうっかり流しに放つとさあ大変。
周りのみんなが悲鳴をあげるほどの臭いが店中に拡散されてしまう。
その匂いというのが、まさにたくあんの臭いなのよ。
たくあんの臭い。確かに臭いけれど、本当に嫌いな人は別にして、あの匂いは風味であってそれで食欲湧くっていうのもあるんじゃないかな?。
たくあんは大根の漬物。
大根って白いし味もこれといった印象もない。色々主張がある他の食材や調味料が沁みて。
胃にもしみるなあみたいな感じになってるけど。
大根って意外に主張強くないですか?。
秋刀魚。
青魚のクセのある油っぽさを中和させる大根おろしは淡白な水っぽさが効果的なわけじゃなくて、大根の辛味とクセのある匂いが秋刀魚のクセを和らげているんじゃないのかなあ。
おでんの中の大根もたくさんの食材の出汁を吸い付くした無垢の食材の大根という扱いなんだけど。
誰にも負けない個性があるから他の個性を受け入れても自分を失うことがないってところあるんじゃないのかな。
ストックの話からおでんにいっちゃった。
それにストックは大根ではないしね。
ともかく、ストックという花をもし飾ることがあったら。
水はこまめに変えましょう。
早春はまだ気温が低いから。
腐敗は緩やかです。
お彼岸あたりから油断するとストックの花瓶の水はやばいです。
気をつけて。
たくあんの百倍の臭いにやられます。
たくあんの記憶。
自分はおにぎりとたくあんと唐揚げのお弁当。
涙が出るほどの記憶。
こういう美しい思い出が破砕されないように。
とか言いながらも、おにぎりとたくあん。。。猛烈に食べたくなって来た。

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