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心拍確認(8w1d)&不妊治療センター卒業

不妊治療の経過@ドイツ
1回目:採卵&IVF&移植→陰性(採卵4つのうち2つ受精、1つ凍結)12月頭
2回目:移植のみ→陰性(採卵なし/前回の残りの凍結胚を移植)1月末
3回目:採卵&IVF&移植→陰性(採卵10個からの、1個移植3つ凍結)3月
4回目:移植のみ(2つ)→陽性 →検診まで4週間 →今日検診

待ちに待った検診

血液検査で陽性が出たのが、ちょうど1か月前。
この4週間、長かった…。

本日不妊治療センターでの初検診があったのだが、実は3日前、別件であった産婦人科アポがあり、そこで妊娠の事を伝え既に超音波で確認はしていた。しかし、毎日毎日、今日こそダメになっているんじゃないかと思う日々なので、この本家本元(=不妊治療センター)で確認するまでは…という気持ちだった。

で、今日のアポ。
ベルリンはようやく初夏の兆しが見え、今日は24度まで気温は上昇。ヨーロッパの太陽は、東京のそれとは別物かと思うほど強い日差しを発するので、同じ晴れでも威力が違う。
そんな、暑いともいえる気候に加えて、家を出る前に食べた昼食のせいで、電車で移動している途中から気持ち悪くなってきてしまい、家から水を持ってこなかったことをひどく後悔した。

ここはベルリン、日本とは違って10歩歩けば自動販売機、30歩歩けばコンビニ、という環境ではない。水が欲しい、でもない…。飲みたきゃ自分で持参するのが一番なのだ。今度から、少しの外出でも水を持たなきゃ。3年も住んでいるのに、外出が少ない毎日なので勘が鈍っていた。

時間は余裕をもって出てきたので、ノロノロと歩きながらセンターに到着。アポ時間の5分後くらいに呼ばれる。

いつものように経腟の超音波。
2cmの丸い物体&ピコピコと点滅する心拍が確認できた!
一緒に移植をしたもう1つの卵は、3ミリもないくらいでもう生きてはいなかった。この卵の分も、もう1つの子が頑張ってくれているんだなと思う。

この後通う産婦人科に紹介状を書いてもらい、過去の血液検査の結果データももらい、「Herzlichen Glückwunsch」(=おめでとう!)と書かれた厚紙の中に、2cmのそれが写った写真を張り付けてくれた。

この妊娠が続くか不安だと伝えると、「十分に大きいよ」と不安をなだめてくれた。確かに8w1dで2cmは小さくはない感じ。
また、凍結してあった最後の卵での妊娠は、とてもラッキーだよ!とも言われ、まじでそうだよねと思う。

最近は、この先のことの心配ばかりしているが、よく考えたら1か月前までは着床しないことに対してモヤモヤしていたわけだから、きちんと今の状況に対して有難いと思ったり、着実に育っているベビーのことを信じなければいけないなと思った。

そう、わが子の生命力を信じよう!


これでここに来るのは最後

第二ロックダウンと時を同じくして始めた不妊治療。正味半年。
この世の中、不妊治療を何年も取り組んでいる人は、大勢いる。それを思うと、私のこの不妊治療経験は、とても軽いのだと思う。(日本とドイツの治療方針の違いもあって、色々スピーディーだったことも相まって)

それでも、40手前で治療を始めようと決意したこと、夫との幾度にわたる会話、英語での毎回の治療、保険のやり取り、全て初体験だったし、私にとっては人生における大きな出来事だった。

また治療を振り返ったまとめは残したいと思うが、とにかく、こんな私でも感慨深い帰り道だった。

もう、今回の妊娠がダメになっても、治療は行わない。これで最後の妊娠と決めているので、もう二度とこのセンターに来ることはない。


色々あったけど、大変お世話になりました!!!!

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