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不妊治療IVF_2nd_移植3回目⑥3回目の移植→結果、着床せず

※写真は20度を超えた春日にマスクもせずに公園に集うベルリナーたち(この明るさで夜の19時半)

先延ばしの末、妊娠に非ず

先週金曜は、数値が低いなりに妊娠の可能性を示した私の体。
そして本日2回目の検査。しかし、昨日から生理らしきものが始まっていたので、実はもう分かっていた。またダメだったんだなーと。

だから昨日の夜は、もう既にビールもワインも飲んでしまった。
やけ酒。

それでも検査しないと断定した上で次の判断ができないので、夫に送ってもらって(電車が今途中までしか行かないので、面倒だったので)病院へ。採血だけなので、ものの10分で終了。

そして午後、ドクターからの電話で「I don't have good news for you. The number is very low so you're not pregnant anymore.」と。

わかっていた。大丈夫だ。

相変わらずへその傷跡が痛いなーなどと思いながら午後を今まで過ごした。


ここ数日思っていたこと

金曜に、少し妊娠の可能性があるとなった後、実は日曜くらいから、急に今度は怖くなった。もしこの、今ほんの少し着床しかかっている卵が、もしきちんと妊娠というステータスになったとして。
今でさえこんな弱弱しい状態なんだったら、この卵がいわゆる「正常に」お腹の中で育ち、健康に出産され、そして健康に生きる可能性って、極めて低いのではないか?と。

今年ラスト30代の私は、立派な高齢出産(初産)。言わずもがな、その場合の流産確率や、異常が見つかる可能性は、とても高い。

・30代後半で3割弱、40歳前後では約4割の妊娠が流産に
・ダウン症候群に関して、母親の年齢が25歳の場合1,351人に1人の割合で見られるのに対し、40歳では112人に1人と高い割合を示す、という調査結果があります
・ある調査によると、受精卵の染色体異常率は母親が30~36歳で19%であるのに対し、37~41歳では46%に高まるとされています

※様々な異なる研究結果があるので参考値

高齢出産に関わらず、全妊婦&プレ妊婦が心配していることであることは百も承知だし、これに関しては様々な考え方があるし、私のような人生経験が浅くて人間として未熟で無知と私欲の塊のような人間が思う事なんてのは、実際にこのことに直面して生き抜いている人たちを思うと、もう決して軽々しく口を開けることではない、のだけれども

大変おこがましいけれど、しかしこれは私の人生なので。
どんな素晴らしい人の人生でもなく、このちっぽけな私の問題で。
私のありんこレベルの脳みそ内で、どうしても考えてしまう。

正直に言うと、めちゃくちゃ怖くなった。

「万が一このお腹の卵が育って生まれてきてしまったらどうしよう」
「そんな無理した状態で無理やり出てくるんだったら、今流れてほしい」

…最低じゃないか。


「今必死に頑張っている卵に対して、なんてことを。」と、
名前も顔も知らない「世間」から言われている気がしたけど、思ってしまったのが事実。

だから昨日、生理の兆候があったとき、悲しくなかった。
むしろほっとした。
やけ酒をしたのは、そんなことを思っていた自分が嫌で、何かにあたりたかったからだ。

協力してもらっている夫にも、まだこれを言えないでいる。
言ったら「だったらもうやめよう」の道が決まってしまうから。


誰だって、異常のない出産&育児を望んでいるはずだけど、体外受精までしている自分がそんな望みを持ってしまうのは、失格のような気がして。
どんな子でも産み育てる覚悟がないのに、不妊治療なんかするなよ。
でも、そういうことを望むのってそんなにダメなことか?

自分の中で、完全に考えが分裂してしまっている。


4回目、続けるのか止めるのか

次回のドクターアポは2週間後。
もうこれで終わりにしますと伝えるか、4回目に突入するのか。
分裂した自分の気持ちにどう結論つけるのか、イースター中に考えなければならない。


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