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OpenCV plus Unity 入門 (2) - デモ

「OpenCV plus Unity」のデモの使い方をまとめました。

・Unity 2019.4

前回

1. デモ

「OpenCV plus Unity」には、OpenCVの使い方を説明するデモが含まれています。これらは「Assets/OpenCV+Unity/Demo」フォルダにあります。

(1) Lobby
全てのデモを表示してクリックするだけで実行。Lobbyシーンを機能させるには、メニュー「File → Build Settings」で、全てのシーンを「Scene In Build」に追加する必要がある。

(2) Grayscale

グレースケールのフィルタの適用例。

(3) Identifiy_Contours_by_Shape

幾何学的形状の識別の例。

(4) LiveSketch_WebCam
Webカメラのリアルタイム処理の例。

(5) Face_Detector
顔ランドマーク検出の例。デフォルトでは顔の長方形のみを検出。ランドマーク検出するには、DLibから無料の事前学習済みモデルをダウンロードする必要がある。

(6) Marker_Detector
ArUcoライブラリに基づいてマーカー検出の例。

(7) Document_Scanner

ドキュメントスキャナーの例。

(8) Face_Recognizer

顔認識の例。「OpenCVContrib/Face」モジュールと事前学習済みモデルを使用して、ハリウッドスターの写真を分類。

(9) Tracking
Webカメラストリーム上に四角形を描画し、選択したオブジェクトのさらなる動きを追跡を行う例。

2. トラブルシューティング

トラブルシューティングは、次のとおりです。

(1) 「unsafe」ではじまるコンパイルエラー。
メニュー「Edit → Project Settings → Player → Other → Other Settings → Configuration」の「Allow 'unsafe' Code」をチェックしてください。

(2) Unity EditorのPlayボタン押下時にエラー - "SocketException: An attempt was made to access a socket in a way forbidden by its access permissions."
Unity Editorのを再起動してみてください。

(3) Lobbyシーンからデモ実行しようとした時にエラー。
メニュー「File → Build Settings」で、全てのシーンを「Scene In Build」に追加してみてください。

(4) Androidデバイスでエラー
Monoではなくil2cppを使用してUnityプロジェクトをビルドしてみてください。

(5) iOSデバイスでエラー。
生成したXcodeプロジェクトで以下を確認してみてください。

(1) Info.plistの「Privacy - Camera Usage Description」が設定されているかどうかを確認。
(2) 「Build Settings」の「Enable C++ Runtime Types」に「Yes」を指定。
(3) 「Target → Signing & Capabilities」で署名を確認。



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