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VRChat SDK 入門 (5) - OSCの概要

「VRChat」の「OSC」の概要をまとめてみました。

次回

 1. OSC

OSC」(OpenSound Control)は、電子楽器やコンピュータなどの機器において、データをネットワーク経由でリアルタイムに共有するための通信プロトコルです。「OSC」を使うことで、外部アプリ(またはデバイス)からVRChatのアバターやワールドを制御したり、VRChatのアバターやワールドの情報をストリーミングして外部アプリ(またはデバイス)を制御したりできます。

以下の2つのAPIが提供されています。

Input
Avater Parameter

OSCで具体的に何ができるかは、次の記事が参考になります。

2. OSCの使い方

「OSC」の使い方は、次のとおりです。

(1) アクションメニューの「OSC → Enabled」を選択。

(2) OSC互換の外部アプリ(またはデバイス)を使用して、VRChatとのデータの送受信を行う。

3. OSCの可視化

「OSC」で受信したデータを可視化する手順は、次のとおりです。

(1) アクションメニューの「OSC → OSC Debug」を選択。

4. OSCツール

OSCのデータの送受信のテストを行うには、次のOSCツール(スタンドアロンアプリケーション)を利用できます。

TouchOSC : OSCによるデータ送信。
Protokol : OSCによるデータ受信。

5. OSCライブラリ

コードからOSCによるデータ通信を行うには、次のライブラリを利用できます。

vrchat/OscCore : C#のOSCライブラリ。
attwad/python-osc : PythonのOSCライブラリ。

6. VRChatのポート

「VRChat」はデフォルトでポート9000で受信し、ポート9001で送信します。このポート番号はコマンドライン引数で変更できます。

--osc=inPort:senderIP:outPort

7. 参考

次回



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