Python入門 (9) - wavのサンプリングレートの変更
Pythonによるwavのサンプリングレートの変更方法をまとめました。
前回
1. wavファイルの情報
wavファイルの情報は、MacではFinderのファイル情報で参照できます。
・オーディオチャンネル : モノ・ステレオ
・サンプルレート : CD音質は44.1kHZ
・ビット/サンプル: 16bit・24bit
「サンプリングレート」(サンプルレート)は、1秒間に実行する標本化処理の回数です。標準的なサンプリングレート「44.1kHz」の場合、毎秒44100回標本化を行うということになります。この値が大きいほど滑らかな音になります。
「ビット/サンプル」は1サンプルあたりのデータサイズです。
2. ライブラリのインストール
「librosa」と「pysoundfile」を使います。
$ pip install librosa==0.8.0
$ pip install pysoundfile==0.9.0.post1
2. サンプリングレートの変更
44100Hzのwavを22050Hzに変換するコードは、次のとおりです。
import librosa
import soundfile as sf
y, sr = librosa.core.load('test.wav', sr=22050, mono=True) # 22050Hz、モノラルで読み込み
sf.write("new_test.wav", y, sr, subtype="PCM_16") #16bitで書き込み
次回
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