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Unity Mirror 入門 (3) - Transports

Unity Mirrorの「Transports」の使い方をまとめました。

・Unity2019.4.18f1 LTS
・Mirror 44.0.2

前回

1. Transports

「Mirror」は、低レベル層のトランスポートレイヤーがいくつか用意されており、UDP通信を使うトランスポートやTCPを使うトランスポートなどを容易に差し替える事が出来ます。

2. トランスポート

提供されている「トランスポート」は、次のとおりです。

◎ ビルトイン

KcpTransport : Mirrorのデフォルトのトランスポート。
TelepathyTransport: C#のシンプルメッセージベースのTCPトランスポート。 
SimpleWebTransport : WebGLビルド用のWebSocketトランスポート。
MultipleTransport : 復数のトランスポートを組み合わせて同時に処理するブリッジトランスポート。
LatencySimulation : 理想的でないネットワーク状態をテストするためのトランスポート。

◎ プラグイン

Ignorance : ENetをベースにしたUDPトランスポート。
 LiteNetLibTransport : LiteNetLibをベースにしたUDPトランスポート。
 FizzySteamworks : Steamworks.NETで構築したSteamP2Pネットワークを利用したトランスポート。
FizzyFacepunch : Facepunch.Steamworksで構築したSteamP2Pネットワークを利用したトランスポート。
Epic Online Services : Epicのフリーリレーサービスを利用したリレートランスポート。
Light Reflective Mirror : WebGLクライアントのリレートランスポート。
Oculus Platform : Oculus Quest1&2のリレートランスポート。

3. トランスポートの差し替え

デフォルトの「KCPTransport」を「SimpleWebTransport」(WebSocket)に差し替える手順は、次のとおりです。

(1) 「NetworkManager」から「KCPTransport」を削除。
デフォルトのTransportコンポーネントになります。
(2) 「NetworkManager」に「SimpleWebTransport」を追加。
切り替えるTransportコンポーネントになります。

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(3) 「NetworkManager」の「Transport」にHierarchyウィンドウの「NetworkManager」(Transportコンポーネントを持つオブジェクト)をドラッグ&ドロップ。

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4. 参考

次回



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