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Unity ML-Agents Release 16 の変更点

Unity ML-Agents Release 16」がリリースされました。軽微なバグ修正のみになります。
(個人的には、ELOが正しく再開されるようになったのがうれしい。)

前回

1. パッケージのバージョン

「Unity ML-Agents Release 16」のパッケージのバージョンは、次のとおり。

・com.unity.ml-agents (C#) v1.9.1
・com.unity.ml-agents.extensions (C#) v0.3.1-preview
・ml-agents (Python) v0.25.1
・ml-agents-envs (Python) v0.25.1
・gym-unity (Python) v0.25.1
・Communicator (C#/Python) v1.5.0

2. 主な変更点

◎ ml-agents / ml-agents-envs / gym-unity (Python)
--resumeフラグが、ネットワークアーキテクチャが変更された場合、追加の報酬プロバイダを使用した実験の再開または部分モデルのロードをサポート。詳しくはここを参照。

3. バグ修正

◎ com.unity.ml-agents (C#)
・DemonstrationRecorderを使用する際の誤った警告を修正。

◎ ml-agents / ml-agents-envs / gym-unity (Python)
・LSTMを使用すると分散が増加する問題を修正。POCAおよびsequence_length<time_horizonで使用した場合のLSTMの問題も修正。
・save_replay_bufferが有効になっている場合でも、実行の最後にSAC再生バッファーが保存されないバグを修正。
・チェックポイントからロードするときにELOが正しく再開するように修正。
・Python APIで、set_action_single_agentが呼び出されたときに正しい次元を期待するようにvalidate_actionを修正。
・GymToUnityWrapperで、環境の実行後にstep()が呼び出された場合、適切な警告を表示するよう修正。
・GymWrapperの1つを使用すると、ユーザーが設定したログレベルが上書きされる問題を修正。

次回



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