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Chrome の Gemini Nano を試す

「Chrome」の「Gemini Nano」を試したので、まとめました。

・Chrome 128.0.6552.0


1. Chrome の Gemini Nano

「Chrome」の「Gemini Nano」の早期アクセス版が使えるようになりました。

2. セットアップ

(1)「Chrome Canary」をダウンロードして実行。
Chromeの早期アクセス版です。新しいウェブ技術やAPIをいち早く試すことができます。「Chrome Dev」(Canaryより安定) でも試しましたが、自分が試した環境 (Mac) とタイミング (6/23) では動きませんでした。

(2) 「chrome://flags/」を開き、以下の項目を設定して、Chromeを再起動。

・Enables optimization guide on device : Enabled BypassPerfRequestment
・Prompt API for Gemini Nano
: Enabled

(3) 「chrome://components」を開き、「Optimization Guide On Device Model」をアップデート確認。
モデルがダウンロードされるまで時間がかかります。「コンポーネント更新完了」と表示されたら完了です。

【追記】
Optimization Guide On Device Model」がない場合は、window.ai.canCreateTextSession()をコンソールで一度実行する良いとのこと。

3. テキスト生成

コンソールでサンプルコードを実行します。。

(1) メニュー「表示 → 開発/管理 → JavaScriptコンソール」でコンソールを表示。

(2) 次のサンプルコードを実行。

const canCreate = await window.ai.canCreateTextSession();

if (canCreate === "no") {
    console.log("Gemini Nano は利用できません");
} else {
    const session = await window.ai.createTextSession();
    const result = await session.prompt("まどか☆マギカでは誰が一番かわいい?");
    console.log(result);
}

await window.ai.canCreateTextSession() の戻り値は、次の3つです。

・readily : 利用可能
・after-download : モデルダウンロード後に利用可能
・no : 利用不可

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