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WEEKLY OCHIAI「日本社会をアップデートせよ」

実のところ、半分ぐらい意味がわからないのに夢中になってしまった、WEEKLY OCHIAI「日本社会をアップデートせよ」

落合陽一さんの新著『デジタルネイチャー』の編集者である宇野常寛さんをゲストに迎え、近代国家としての日本の課題と、テクノロジーを用いた解決策が語られました。

その自然観や国家観は、昭和の教育で育った筆者にとってはついていくのがやっと。正直言って、まったく意味が分からない箇所もありました。

しかし、直観として感じたことは、落合陽一さんは次の時代を作る哲学者なんじゃないかということ。

そして、そのわからなさを、わかりたい。

これからの未来を作る人たちとそれを共有し、その世界を見てみたいということでした。

そのため本稿では、私のように音声だけではついていくことが厳しかった方の参考にもなるように、議論のコアの部分をなるべくそのままテキスト化しお伝えしたいと思います。

とはいえ昭和型脳みその筆者が書き留めた文章には、出演者の本意でない箇所も多々あるかもしれませんが、口承伝承として読んでいただけたら幸いです。

中心がなくなってしまった近代日本の限界

はじめに、近代国家の限界について落合さんの見解が紹介されました。

更に宇野さんも、以下のように補足します。

このような問題意識のもと、落合さんは近代国家の枠組みから脱し、「自然宗教」の一部としてテクノロジーをとらえる『デジタルネイチャー』により、社会をアップデートすることを提唱します。
それはどういうことなのか。説明は続きます。

デジタルネイチャーとは?

ここからは、ホワイトボードに板書しながら、落合先生の講義スタイルの議論が始まりました。

わかりましたでしょうか・・?

ここから先数分は、ど文系の筆者にはさっぱり。でも、宇野さんの以下の補足で少し理解できました。

りんごの画像の例で、デジタルの自然観がなんとなくイメージできます。

「日本社会」をいかにアップデートするか?

ここでいよいよ本題に入ります。「日本社会をいかにアップデートするのか?」という大きな問いに対して、宇野さんから課題の再提起がなされます。

落合さんも、ナショナルをどうにかしようというという観点よりも、グローバル規模の取り組みのテストの場としてナショナルをとらえているといいます。

更に宇野さんは、政治的なアプローチでなく、テクノロジーによる社会のアップデートを提唱します。

一方で、新しいやり方に憧れてもそちら側に移れない「近代の残滓(ざんし)」も存在すると落合さんは指摘します。

宇野さんは、こうした分断は避けられないけど、「挑戦権」を確保することが大事だと話します。

更に、宇野さんは震災後のご自身の活動を振り返り自戒を込めこう語ります。

更に、西海岸からは出てこないような新しいものが、日本から出てくると夢を見ていいのではないかと締めくくります。

* * *

いかがでしたでしょうか。

東洋的カルチャーにこれからの再興の鍵があるとする落合さんの考えには、希望があります。そして、それがどんな実装になるのか、具体的に考えてみたくなりました。

まだ内容がよくわからないという方は、こちらのテキストを眺めながら、改めて見逃し配信をご覧いただくとともに、より詳しくは、書籍『デジタルネイチャー』を紐解いてみてはいかがでしょうか。

※本記事は、2018年6月13日に放送されたWEEKLY OCHIAI「日本社会をアップデートせよ」をまとめなおしたものです。


編集:柴山 由香

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