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【最終確定】新NISAはシンプルに!投資先を3本に絞り込む。

新NISAの投資先を以下の通り変更した上で、最終確定しましたのでお知らせします。

<改定前>

改定前

<改定後>

改定後

先月まで検討していた新NISAの投資先から、
〇 SBI・iシェアーズ インド株式 
〇 ニッセイSOX指数インデックス

の2本を見送りました。

見送った理由について述べていきます。


インドは、2027年に国内総生産(GDP)が世界3位となる見通しであり、成長の源泉である人口は、中国を上回り、世界1位の14億人を超えました。

平均年齢も28歳と若く、まだまだ大きな成長が期待できる国であることに異論ありません。

成長性が高いインドへの投資を見送った理由は以下の4点です。

① 信託報酬(0.46%)が高い
② ルビーが基軸通貨ドルに比べて弱い
③ 先進国に比べて投資環境が未熟
④ 将来性は既に株価に織り込まれている可能性が高い

私のような凡人投資家であっても、インドの成長期待度が高いことは容易に予測が出来ます。世界中の機関投資家は、更に先を一歩踏み込んだ視点からインドに投資をしているでしょう。

そのため、株価が割高になっている可能性も否定できず、高い信託報酬を支払って、今後の株価が不透明なインドに高く比率を置くのは、年齢的にもリスクが大きすぎるという結論に至りました。


続いて、ニッセイSOX指数インデックス(半導体指数)への投資を見送った理由は以下の3点です。

① 半導体は製造工程の複雑さが所以により、一握りの企業、ときにはたった1社でしか生産できない装置、化学薬品、ソフトウエアであること。
(引用:半導体戦争、クリスミラー著、ダイヤモンド社より)
② 産業のコメと呼ばれるように将来コモディティ化する可能性もあること
③ インテル、エヌビディア、ブロードコム、テキサス・インスツルメンツといった半導体の最大手は、NASDAQ100指数にも高い比率で組み込まれていること

SOX指数(半導体指数)は、半導体関連企業30社に分散投資されているものですが、上位の銘柄はNASDAQ100指数でも高い比率で組み込まれています。

また、半導体の受注生産で世界最大手のTSMCにあっても、オールカントリーから間接的に投資することが可能です。

しかし、半導体は、「原油を超える世界重要資源」とも評され、あらゆる電子機器(軍事力にも深く関与)に欠かせないものとなります。

今後も技術革新には欠かせない資源であり、インド同様に高い成長性が期待される半導体ですが、全世界株式へのインデックス投資と比較すると、不確実性が高いのも事実としてあるため、投資を見送りました。


新NISAでは、投資先を途中で変更する予定はありません。

そのため、生涯付き合っていける堅実なリターンを求めます。

更に、投資先を最小限にまとめることにより、いざ老後で切り崩す際に、煩わしさを無くすため、シンプルなポートフォリオに至りました。

全世界株式50% テクノロジー株50%

右半分が、全世界株式インデックスファンド(全世界大型中型株式35%+米国小型株式15%)となります。

世界の株式市場に占める小型株の割合は約15%と言われています。

左半分のNASDAQ100は大型株で満たされていますので、全体でみれば、小型株の比率は15%が最適な割合と判断しました。

新NISAで小型株式のインデックスファンドに投資する方は、数少ないと思いますが、米国では新しい企業が次から次へと生まれています。

シリコンバレーには将来を有望されているベンチャー企業で溢れています。

その中で、活気に満ちた若い経営者たちが、競争を激化させることで、企業の成長を高め、技術革新に繋げているわけです。

皆さんもご存知のテスラも、今でこそテキサス州に本社を移転させていますが、誕生したのはやはりシリコンバレーでした。

テスラが米国主要指数であるS&P500に採用された頃には、株価は一時天井を付けたと言われており、このテスラの成長を若い時から享受するには、米国小型株式インデックスファンドへの投資は欠かせません。

成熟しつつあるGAFAMのような巨大企業も安定性を求めるのであれば、良いかもしれませんが、これら大企業を脅かすような新興企業の誕生無くして、更なる技術革新は無いと考えています。

これから自分が年老いていくからこそ、若い世代には夢や希望を持って、切磋琢磨して欲しいという願いから、新NISAでは米国小型株式を高い比率で投資していくことに決めました。


大型株と中型株で占めるオールカントリーとの相性も高いと思います。

オールカントリーは、世界各国の経済成長に合わせて投資比率を柔軟にリバランスしてくれることが、最大の利点です。

インドの成長もオールカントリーに全て委任することに決めました。

投資家であれば、今後も世界の人口が増え続けることを考えれば、世界経済が右肩上がりで成長していくことに異論は無いはずです。

平均点の投資成績を残したいのであれば、オールカントリーへの投資は最適解と言えるでしょう。


最後に、NASDAQ100指数には50%の比率で投資をします。

かなり攻めた投資戦略となりますが、半導体SOX指数への投資を見送ったことで、NASDAQ100を通じて半導体関連株にも多くの資金を投入できることになります。

例えば、NASDAQ100指数には、エヌビディアが4.2%、ブロードコムが3.1%と高い比率で組み込まれています。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンド(10月末月報より)
m122308-231115.pdf (nam.co.jp)

NASDAQ100指数に1800万を投資するということは、
エヌビディアに75.6万円
ブロードコムに55.8万円

を投資していることと同じですから、半導体の成長についても利益として十分享受することができると言えるでしょう。

SOX指数は30銘柄ですが、NASDAQ100は3倍以上に分散が効くため、リスクを抑えることも出来ます。

テクノロジーを駆使した人工物は、経済の産物であり、経済成長の力の源であり、日常生活の多くはそういった人工物であふれている。技術革新と社会の文化的伝統は相互に影響しあう。それはまた、軍事力を発展させる手段でもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

技術革新なくして、経済の成長は無し。

新たな新興企業は小型株から生まれる。

NASDAQ100指数に組み込まれた企業は、将来の技術革新を担うエリート企業である。

以上の理由から、
① eMAXIS Slim全世界(オールカントリー)
② SBI・V米国小型株式
③ ニッセイNASDAQ100インデックス

の3本に投資先を絞り込み、新NISAは運用していきたいと思います。

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