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「パックン式お金の育て方」から【節約】の重要性を学ぶ。

以前、厚切りジェイソンさんの節約術を紹介したが、「パックン式お金の育て方」を読んで、やはり、投資で成功している人の共通点は芸能人であろうと節約家が多いことを改めて感じたのでご紹介したいと思う。

賢明な投資家は節約家が多い|np2030@資産運用|note

パックンは、貧しい母子家庭に育ち、幼き頃から新聞配達でアルバイトをしながら勉学に励み、ハーバード大学に入学した努力家である。

彼は貧しい家庭環境で育ったからこそ、自然と節約マインドが身に付き、努力した分だけ報われる勉学に勤しんだ結果が、投資家としても芸人としても成功したのだと思う。

パックンは、当時アメリカ人の芸人が数える程しかいない日本に活路を見出し、単身で日本にやってきた。米国には自分と同じハーバード大学出身の芸人はいる。しかし、日本には、ハーバード大出身のアメリカ芸人はいない。ここに勝機を感じたという。マーケティングでいうニッチ戦略だ。

そんなパックンは、大学を卒業後、日本にやってきて英会話教室で働くことになる。来日後は、狭いアパートで暮らし、毎晩パン屋に足を運び、無料で置かれている「パンの耳」を持ち帰り、食費を浮かしていたそうだ。

母子家庭で貧しい生活を送っていたパックンにとっては、節約マインドが既に備わっているため、「パンの耳」生活はそこまで苦にならなかったと振り返っている。

芸人として活躍し始めても、狭いアパートに住み、外食よりも自炊を意識していたという。パックンはお酒も好きだし、飲み会の場も好きだというが、居酒屋で飲むのは高くて気が引けるため、友人を招いて宅飲みをして節約したそうだ。

住むアパートの立地は特に重視していて、都内のテレビ局の近くに住むことで自転車通勤をし、番組の合間は家に一度帰宅し、昼食は家で食べるという生活で交通費と食費を節約したそうだ。建物は古くても立地は大切にする。これは、パックンのポートフォリオの主軸でもある不動産投資にも生かされているのだろう。

パックンと厚切りジェイソンの共通点は、節約家であるということ。

そして、パックンはSP500指数(VOOなど)への投資、厚切りジェイソンはVTIへの投資と、2人とも米国のインデックス投資を強く推奨していることである。

ただし、パックンは長期分散投資は強く推奨しているものの、ドルコスト平均法にはかなり否定的な考えを持っている。パックンは、「どうせSP500は長期で右肩上がりで上がっていくのだから、投資できるお金があるのでれば、早く投資をするべき。」と述べており、積立投資では無く、現金を多く保有しているなら、一括投資すべきだとしている。

暗号資産に関する考え方も納得できたし、パックンのマネーマインドには、共感できる部分が多かった。投資初心者にも理解しやすく、久しぶりに良書に出会えたと思う。


賢明な投資家に、節約家が多いことは事実だ。

確かに、旅行や外食そして買い物は、幸福度を上げ、日頃の仕事の疲れを癒すリフレッシュやストレス解消になるだろう。

しかし、お金を使うときには本当に幸福度が上がるのか自問自答することが大切だと思う。

焼肉やラーメンが食べたい、他人に良く見られたいから時計、車に散財するということ。これは、単に欲に負けた意志の弱い人間だ。投資で成功したいと思っている人は、見栄は捨てた方が良い。

今年は、無駄な買い物を減らし、外食を控え、節約に勤しみたい。月に1万の節約が出来れば、1年で12万だ。そして、貯めたお金を来年の岸田NISAに使う。節約は、私のように1馬力で世帯収入が少ない家庭でも出来る貯蓄術だ。鍛えられた節約マインドは、FIRE後の生活に生かせることは言うまでもない。どんなに資産が増えたとしても1万の価値は見失いたくないものだ。

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