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暴落への準備。米国債券ETF(2621)を買い増していきます。

私は、全世界株式インデックス投資を軸に、サテライト枠で小型成長株(N社)への集中投資、レバナスへの機械的投資、株価暴落時への備えとして、東証米国債券ETF(2621)への投資を行い、2030年のFIRE達成を目指しています。

今年の投資戦略は、2024年から始まる新NISA(岸田NISA)に向けて、現金(債券)保有率を高めることです。

① 全世界株式インデックス投資 月68,000円
② レバナスMyルールに則った機械的投資

レバナス投資のMyルール|np2030@資産運用|note
③ 東証米国債券ETF(2621)の買い増し

2月22日、米国PMI速報値が強い内容となり、米国長期金利が急上昇したことにより、東証米国債券ETF(2621)は一時1450円を割り込みました。この展開を受けて、2621を新たに100口買い増しました。

これで、東証米国債券ETF(2621)の保有数は2100口となりました。

しかし、2月24日に発表された米国PCI物価(個人消費支出)でも市場予想を大きく上回ったことから、利上げ観測が再び強まったことで、今週も東証米国債券ETFは更なる下落に見舞われそうです。

私は、2621を昨年12月に2000口(約300万)買い込んでおり、 既に20万程の含み損が発生しているわけですが、利上げ観測が続く限りは、今後も投資余力があれば積極的に2621を買い増していきます。

未来の相場を予測することは、まず不可能であることは熟知しています。

しかし、利上げがストップすれば米国金利は低下し、やがてドルが売られる。すなわち、円高ドル安が進行すれば、ヘッジ付の米国債券ETF(2621)は投資妙味があると考えています。


株式相場には、4つのステージがあると言われています。

① 逆金融相場
② 逆業績相場

③ 金融相場
④ 業績相場

①の逆金融相場は、景気・企業業績の拡大が続いているものの、金利の上昇を嫌気して株価が下落局面にある相場です。最近の米国の経済指標を見ても、失業率は低く、雇用も強い。景況感指数も、世間が騒ぐほどは大きく悪化していません。しかし、昨年から株価は下落局面にある。まさに今は「逆金融相場」にあると考えられます。

すると、次に考えられるステージは②の逆業績相場です。

逆業績相場は、①の金利上昇が効いて企業業績が悪化に転じ、金利が低下していきますが、株価の下落は続きます。人手不足で賃上げしながら雇用を拡大させてきたしわ寄せが起こります。雇用統計の悪化、失業率と新規失業保険申請件数の増加が数字で表れてくる頃でしょう。当然、不況に陥っているため景況感指数も悪化します。市場が悲観的になれば、株価の下落が暴落へと落ち込む可能性も考え得る局面です。

市場サイクルの観点で言えば、②の「逆業績相場」で売られている株式にしっかりと投資していきたいところですね。

株式相場の4つのステージについて、投資初心者にも分かりやすく解説しているホームページがありましたので、リンクを載せておきます。
株式相場「4つのステージ」の考え方と実際 | 東証マネ部! (money-bu-jpx.com)


FRBは、「インフレ退治は想定していたよりも時間が掛かる」として、今年の夏頃、遅ければ年末頃まで利上げが継続するという見方を示しています。

つまり、利下げが行われるのは、早くても2023年の夏以降と考えれば、素直に市場サイクルを紐解くと、②のステージはまだ先と言えます。

株価の未来予測は、ほぼ不可能とは言え、これから「逆業績相場」に移行する可能性が高い状況にあることを警戒するならば、暴落時に資金を少しでも多く投資できるだけの準備をしておくことは重要であると考えます。

「逆業績相場」では、利下げ局面となりますので、長期米国債券ETFはリスク分散の観点で非常に魅力的な投資先となります。

今年の投資戦略では、利上げがストップするまでの間は、東証米国債券ETF(2621)の買い増しを継続していきます。

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