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レバナス投資のMyルール

世界中の投資家の注目を集めたFOMCでは、予想以上のインフレ加速により、1994年以来の0.75%利上げが実施されることになりました。
結果として、アメリカのみならず欧州、日本と世界的な株安となっており、インフレ・景気後退懸念が払拭されるまでは、株価の上昇トレンドは期待出来ないでしょう。

しかし、個人投資家の最大の強みは、「時間を味方」に出来ることです。顧客を持つ機関投資家とは異なり、個人投資家は投資しているお金を必要とするまで、半永久的に投資商品(株式、投資信託など)を保有することが出来ます。時間軸が長くとれる個人投資家にとっては、この下落局面はチャンスとも言えるかもしれませんね。
※繰り上げ償還、上場廃止の議論は抜きとします

資本主義社会が存続する限り、株価が永久的に下がり続けることはありません。今後も世界の人口が増え続け、テクノロジーが進化していくことを考えれば、行く行くは右肩上がりに経済は成長していくと考えるのが自然です。

このような先行きが不透明な下落局面で大切なことは、個人投資家は自分で決めたルールを忠実に守り、愚直に投資を続けることです。

私のMyルールは次の3つです。

  1. インデックス投資を毎月68000円積み立てる。

  2. レバナス(楽天レバレッジNASDAQ100)を1日、15日に5万円ずつ、合計10万円を毎月積み立てる。

  3. ニューラルポケット(個別株)を最低10年間保有する。

上記1と3は、長期投資になるため、積立と保有するのみですので、難しいことは何一つありません。
個別株は、会社の経営方針や財務状況をマメにチェックすることが必要となりますが、私の投資先は成長企業であるため、余程大きな懸念材料が出ない限りは、長い目で見守っていく予定です。

ルールを守る上で最も難しいのが、時間軸を短期~中期で考えている「レバナス」です。noteでも、繰り返し書いてきましたが、レバレッジ商品は価格変動が激しい商品となりますので、投資タイミングが極めて重要となります。世界の経済情勢とアメリカのハイテク産業の動向を見守り続け、「ここぞ」というタイミングで投資する技量が問われます。買うタイミングには、投資家それぞれの考えがあってのことだと思うので、異論を唱える気はありません。しかし、投資するからには根拠を持つことが大切です。くれぐれも、誰かの真似をしたり、惰性に流されてしまうような投資は、失敗した時に後悔を招くだけですので、慎むべきということは助言させて頂きます。

私はレバナスへの投資に関しては慎重にルールを定めています。

  1. NASDAQ100指数が13500を超えるまでは、1日と15日に5万円ずつ、合計10万円を毎月積み立てていく。

  2. 13500を超えた場合には、月の積み立てを10万⇒5万へ減額。

  3. 15000を超えた場合は積立終了。

  4. NASDAQ100指数が10000を割り込んだ場合には、1日と15日の5万円に加えて、5日、10日、20日、25日に12500円ずつ、合計15万円を毎月積み立てていく。

  5. 更に下落が進み、コロナ懸念で付けた7000を割り込んだ場合には、5日、10日、20日、25日の12500円を25000円に引き上げ、合計20万円を毎月積み立てていく。

インフレが加速し、景気後退懸念(リセッション入り)が強まったことを受けて、慎重な投資戦略へと見直しました。

前回のレバナス投資戦略は以下のnoteをご参照下さい。
レバナスに積立投資を始めた理由|np2030@資産運用|note

インフレが加速しているのは、アメリカだけではありません。世界各国で起こっていることを考えれば、コロナ懸念のような一過性の暴落では無く、回復するまでにそれなりの期間を要するものと推測されます。インフレは、不動産業界、住宅業界、自動車業界に多大な影響を与えます。世界的な経済不安が同時に起これば、世界恐慌が起こり得る可能性まで、レバナス投資家は考えておいた方が良いでしょう。

世界経済の低迷が長引いた場合の備えとして、「投資資金を確保」しておくことが重要です。私はNASDAQ100指数が15000を超えてくることは当面の間は無いと判断し、レバナスの積立終了を20000⇒15000に修正しました。

また、長期低迷への備えとして、投資資金を枯渇させないための方策として、NASDAQ100指数が10000~7000までは月15万、7000を割った際には月20万と段階的に投資額を上げていく戦略に変更しました。NASDAQ100指数が昨年付けた最高値16500付近は、いつかは超える時が来るでしょうから、15000以下でどれだけの球を仕込めるかで、今後のリターンが大きく決まると考えます。経済情勢によっては更に、積立終了を15000⇒13500に引き下げる等(引き上げはしない)の慎重な戦略へとMyルールを変更する場合があります。

これから始まる下落局面が長引くことを想定して、レバナス投資のMyルール修正し、改めて設定しました。積立投資を継続することで、必ず訪れる底に近い基準価格で購入することが出来ます。レバナスを底に近い場所で買うことが出来れば、レバナスの投資戦略は大方成功と言えるでしょう。投資資金を枯渇させることが無いように、Myルールを忠実に遵守していきたいと思います。


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